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市比売神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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10世紀の『為頼朝臣集』には「市姫の神の忌垣のいかなれや商物に千代を積むらむ」と詠まれている。 | 10世紀の『為頼朝臣集』には「市姫の神の忌垣のいかなれや商物に千代を積むらむ」と詠まれている。 | ||
承平年間、[[空也]]が市比売神社の神勅で金光寺を創建。のち[[一遍]]が訪れ、金光寺は[[時宗]]寺院となる。 | 承平年間、[[空也]]が市比売神社の神勅で金光寺を創建。のち[[一遍]]が訪れ、金光寺は[[時宗]]寺院となる。 | ||
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2020年7月5日 (日) 時点における版
市比売神社(いちひめ・じんじゃ)は、京都市下京区本塩竈町にある市神信仰の神社。平安京市場の守護神。時宗金光寺の鎮守。市姫大明神。市姫神社。
歴史
795年(延暦14年)5月7日、藤原冬嗣が宗像大神を祀って創建。東市・西市の両方の守護神として東市に祀られた。 10世紀の『為頼朝臣集』には「市姫の神の忌垣のいかなれや商物に千代を積むらむ」と詠まれている。
承平年間、空也が市比売神社の神勅で金光寺を創建。のち一遍が訪れ、金光寺は時宗寺院となる。 1591年(天正19年)、西本願寺の造営のため、土地を奪われ、金光寺と共に現在地に移転させられた。
下京区都市町に御旅所があったが、1869年(明治2年)廃絶。 (『日本歴史地名大系』)