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常照寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年2月28日 (月)

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'''常照寺'''(じょうしょうじ)は、京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町にある[[日蓮宗]]寺院。かつての[[日蓮宗の檀林寺院|檀林]]の一つで'''鷹峰檀林'''と呼ばれた。'''常照講寺'''と称した。山号は寂光山。
'''常照寺'''(じょうしょうじ)は、京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町にある[[日蓮宗]]寺院。かつての[[日蓮宗の檀林寺院|檀林]]の一つで'''鷹峰檀林'''と呼ばれた。'''常照講寺'''と称した。山号は寂光山。
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==歴史==
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本阿弥光悦が寺地を寄進し、1616年(元和2年)、その子の光瑳が久遠寺21世の日乾を迎えて創建。1627年(寛永4年)、日乾は智見院日暹を講主に招いて檀林を開設した。檀林は1873年(明治6年)まで続いた。
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本阿弥光悦が寺地を寄進し、1616年(元和2年)、その子の光瑳が[[久遠寺]]21世の日乾を迎えて創建。1627年(寛永4年)、日乾は智見院日暹を講主に招いて檀林を開設した。檀林は1873年(明治6年)まで続いた。
吉野太夫の墓がある。
吉野太夫の墓がある。
(日本歴史地名大系、国史大辞典)
(日本歴史地名大系、国史大辞典)
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==伽藍==
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各地から学びにくる僧侶のため、檀林時代は大小30棟あまりの堂舎がひしめき合っていたという。
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*本堂:
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*開山堂:日乾を供養する[[五輪塔]]を収める。開山廟と称す。
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*鬼子母尊神堂:本尊は双身[[鬼子母神]]で、右に行者守護の鬼形鬼子母神、左に子安祈願の母形鬼子母神を祀る。双身鬼子母神は鬼形と母形の両方の性質を備える鬼子母神だという(双身という名称だが、合体仏のようなものではないようだ)。鬼子母神眷属の[[十羅刹女]]も祀る。
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*常富大菩薩社:[[稲荷信仰]]系と推測される。常照寺の鎮守社。享保年間に山内でしばしば不思議なことが起こるので噂となり、当時の学頭の空妙院日善が、熱心に勉強する智湧という学生僧の部屋を覗いたところ、白狐が一心に読書に励んでいたという。その姿をみられた白狐はやむなく能勢妙見に移って修行し、常富大菩薩となったという。常照寺を去るときに檀林首座宛に道切証文と起請文を遺していった。
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*妙法龍神社:
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*白馬観音:馬の上に半跏で坐する異形の観音像。銅像。
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*吉野太夫墓:
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*聚楽亭:茶室
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*遺芳庵:茶室。吉野太夫ゆかり。
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*比翼塚:吉野太夫と灰屋紹益を一緒に供養する五輪塔。昭和46年、第14代片岡仁左衛門が建立。歌碑もある。
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*帯塚:昭和44年5月建立。中根金作作庭。徳島県の吉野石を使用。
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file:AE40E1EC-C315-408A-BAA2-751DC78F272E.jpeg|「檀林」を刻む寺標。寺名に「常照講寺」として「講」の字を挟むのも檀林を示すと思われる。
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file:86212AD1-5E30-4DF1-9351-A16172967219.jpeg|吉野門
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file:51A25C55-8330-4997-BFB9-6DECE22D3A50.jpeg|帯塚
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file:C1408986-ADD9-4DBB-9B23-0BB794AAC8E7.jpeg|本堂「旃檀林」扁額。日潮筆。
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file:696629FC-B315-4B5C-80D9-5A46E3703792.jpeg|本堂
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file:9371121C-6885-4841-8833-BB1B16A8FCCB.jpeg|妙法龍神社
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file:2B72D56C-5119-494C-857A-56C580112736.jpeg|常富大菩薩社
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file:219660FD-3D52-4091-A60F-0A626691E686.jpeg|常富大菩薩社扁額
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file:AFC99552-DCBD-4FE7-96D3-0B60C7549218.jpeg|鬼子母尊神堂
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file:FA9E7284-1528-4EB8-8661-10AEA743A18F.jpeg|石塔
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file:8DB87E0B-EC3A-400D-857D-FDBBEAA92EE8.jpeg|吉野太夫墓
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file:555002D0-D697-4172-8B12-A789F6CC3371.jpeg|山型墓碑(形状が維新幕末期の[[官修墳墓]]に似ている)
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file:279E6BAC-76C0-44ED-8E39-DCBC2D25C4A8.jpeg|歴代墓地
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file:7A12F84B-7FE6-40F1-BC07-36BC9FC4C8FF.jpeg|開山堂
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file:C442CA2E-AC46-4F63-B639-B09D0AF79799.jpeg|比翼塚
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==組織==
==組織==
===歴代化主===
===歴代化主===
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*1寂照院日乾(1560-1635):身延21世。本満寺13世。
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何も表記がなければ文能。それは別に玄能がいたのか。
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*2智見院日暹(1586-1648):身延26世。本満寺16世。
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*1寂照院日乾(1560-1635)<1616->:身延21世。本満寺13世。1616年(元和2年)常照寺開山に招かれる。
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*3立正院日揚():小西檀林9世。
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*2智見院日暹(1586-1648)<1627-1628>:身延26世。本満寺16世。小西檀林7世。常境寺開山。日遠の弟子。初名は日際。弁説に優れた。1623年(元和9年)本満寺16世。1627年(寛永4年)鷹峰檀林講主。1628年(寛永5年)久遠寺法主。1648年(慶安1年)5月29日死去。63歳。
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*4三智院日江():
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*3立正院日揚()<1628>:小西檀林9世。1628年(寛永5年)就任。
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*5諦智院日健(1698-1782):[[肥後・本妙寺]]17世。
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*4三智院日江()<>:
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*6理性院日桂():立像寺5世。
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*5了智院日健(?-1683)<>:鷹峰檀林文5世。鷹峰玄3世。妙伝寺15世。
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*7本是院日理():
+
*6理性院日桂()<>:立像寺5世。
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*8通明院日祥():鶏冠井檀林1世。
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*7本是院日理(?-1655)<>:1649年(慶安2年)金沢本是寺を創建。中村檀林玄講。1655年(明暦1年)2月1日死去。
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*9一心院日廷():
+
*8通明院日祥(?-1671):鶏冠井檀林1世。1654年(承応3年)鶏冠井壇林を開く。1671年(寛文11年)8月10日死去。
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*10興林院日徳():
+
*9一心院日廷(1617-1690):本圀寺19世。小西檀林、中村檀林化主。
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*11寂遠院日通(1614-1679):身延30世。飯高檀林化主。
+
*10興林院日徳(1624-1669):中山37世。本法寺19世。鷹峰7世?。中村文能15世。
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*11寂遠院日通(1614-1679):身延30世。池上20世。山科2世。鷹峰文11世。鷹峰玄5世。飯高15世。
*12興学院日習():
*12興学院日習():
-
*13
+
*13本地院日匠(1627-1689):中山44世。本法寺20世。鷹峰13世。鷹峰玄11世。
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*14勝光院日耀(1636-1697):妙顕寺18世。水戸三昧堂檀林化主。
+
*14勝光院日耀(1636-1697):中山40世。本法寺21世。妙顕寺20世(18世?)。水戸6世。中村21世。鷹峰14世。
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*15円妙院日完(?-1676):中山41世。本法寺22世。鷹峰15世。
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*16?智徳院日住
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*17
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*18遠成院日近(1638-1723):中山45世。本法寺23世。鷹峰18世。中村文25世。
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*26園林院日〓(?-1732):中山52世。本法寺26世。鷹峰26世。中村文36世。(〓はりっしんべんに「台」)
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*29成遠院日達(1651-1708):中山55世。本法寺27世。鷹峰文29世。中村文37世。
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*39慈詮院日雄(?-1742):本満寺29世。[[宝塔寺]]19世。
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*45了義院日達(1677-1747):本圀寺26世。六条33世。鷹峰45世。中村53世。
*45了義院日達(1677-1747):本圀寺26世。六条33世。鷹峰45世。中村53世。
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*138東南院日進(?-1769):六条112世。
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*200頂珠院日選(1744-1819):日明とも。本法寺40世。中山90世。松崎182世。中村187世。鷹峰200世。六条154世。
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*49体信院日領(1679-1755):中山62世。本法寺29世。宝塔寺20世。東山29世。鷹峰49世。中村62世。
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*54?慈教院日〓
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*63隆光院日陳(1679-1743):
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*64不変院日〓():
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*65栄光院日立():
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*80長厳院日顕
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*83慈雲院日鳳(?-1753):本満寺35世。鷹峰玄102世。
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*89慈雲院日沾():1743年(寛保3年)8月10日死去。
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*100清浄院日寿():
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*107本慈院日以():小石川蓮華寺12世。
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*110慈門院日孝
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*111妙幡院日稽(?-1763):妙伝寺39世。
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*115寛誠院日運
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*123隆妙院日昌(1708-1765):中山73世。本法寺34世。鷹峰文能123世。中村玄能163世。大阪正法寺11世。谷中安立寺9世。
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*133?勝幢院日慈
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*138東南院日進(?-1769):六条112世。恵南院とも。
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*140大玄院日孝():
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*183大慈院日注(?-1792):本満寺40世。
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*200頂珠院日選(1744-1819):日明とも。本法寺40世。中山90世。鷹峰200世。中村文能187世。六条檀林玄能154世。松崎文能182世。
*240大樹院日逢(?-1815):名古屋法輪寺17世。六条169世。鷹峰240世。
*240大樹院日逢(?-1815):名古屋法輪寺17世。六条169世。鷹峰240世。
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*251要中院日修():鷹峰玄227世。
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*261霊芝院日信(?-1814):妙伝寺44世。山科文124世。鷹峰文261世。鷹峰玄204世。
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*273常在院日精
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*281戒光院日定
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*379本孝院日遵(1783-1858):中山102世。本法寺45世。鷹峰379世。中村文能259世。大阪正法寺19世。
*461妙詮院日明(?-1872):六条302世。鷹峰461世。
*461妙詮院日明(?-1872):六条302世。鷹峰461世。
*464瑞鳳院日輝(1812-1872):本圀寺44世。本満寺52世。善正寺680世。中村306世。鷹峰464世。中村308世。六条306世。
*464瑞鳳院日輝(1812-1872):本圀寺44世。本満寺52世。善正寺680世。中村306世。鷹峰464世。中村308世。六条306世。
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===近現代===
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*484寂峰院日唱
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*485瑞雲院日輝
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*485瑞雲院日輝:1999年(平成11年)就任。
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*〓遠院日逞
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*誠諦院日證():本妙寺14世。
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*霊智院日感():本妙寺16世。1761年(宝暦11年)死去。
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*天心院日通():
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*日住():自坊は江戸善性寺。文
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*日旭():自坊は江戸善性寺。文
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*随妙院日経():玄文両講
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*観妙院日理():玄文両講
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*慧妙院日従
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*文明院日祥
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*仏眼院日融
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*星陽院日通
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*霊照院日慧
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*皆成院日喜
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*完海院日道:玄
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*遠寿院日深
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*顕寿院日研
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*潮照院日満
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*潤広院日苗
[[category:京都府]]
[[category:京都府]]

2022年2月28日 (月) 時点における最新版

鷹峰常照寺(国土地理院空中写真より)

常照寺(じょうしょうじ)は、京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町にある日蓮宗寺院。かつての檀林の一つで鷹峰檀林と呼ばれた。常照講寺と称した。山号は寂光山。

目次

歴史

本阿弥光悦が寺地を寄進し、1616年(元和2年)、その子の光瑳が久遠寺21世の日乾を迎えて創建。1627年(寛永4年)、日乾は智見院日暹を講主に招いて檀林を開設した。檀林は1873年(明治6年)まで続いた。

吉野太夫の墓がある。

(日本歴史地名大系、国史大辞典)

伽藍

各地から学びにくる僧侶のため、檀林時代は大小30棟あまりの堂舎がひしめき合っていたという。

  • 本堂:
  • 開山堂:日乾を供養する五輪塔を収める。開山廟と称す。
  • 鬼子母尊神堂:本尊は双身鬼子母神で、右に行者守護の鬼形鬼子母神、左に子安祈願の母形鬼子母神を祀る。双身鬼子母神は鬼形と母形の両方の性質を備える鬼子母神だという(双身という名称だが、合体仏のようなものではないようだ)。鬼子母神眷属の十羅刹女も祀る。
  • 常富大菩薩社:稲荷信仰系と推測される。常照寺の鎮守社。享保年間に山内でしばしば不思議なことが起こるので噂となり、当時の学頭の空妙院日善が、熱心に勉強する智湧という学生僧の部屋を覗いたところ、白狐が一心に読書に励んでいたという。その姿をみられた白狐はやむなく能勢妙見に移って修行し、常富大菩薩となったという。常照寺を去るときに檀林首座宛に道切証文と起請文を遺していった。
  • 妙法龍神社:
  • 白馬観音:馬の上に半跏で坐する異形の観音像。銅像。
  • 吉野太夫墓:
  • 聚楽亭:茶室
  • 遺芳庵:茶室。吉野太夫ゆかり。
  • 比翼塚:吉野太夫と灰屋紹益を一緒に供養する五輪塔。昭和46年、第14代片岡仁左衛門が建立。歌碑もある。
  • 帯塚:昭和44年5月建立。中根金作作庭。徳島県の吉野石を使用。

組織

歴代化主

何も表記がなければ文能。それは別に玄能がいたのか。

  • 1寂照院日乾(1560-1635)<1616->:身延21世。本満寺13世。1616年(元和2年)常照寺開山に招かれる。
  • 2智見院日暹(1586-1648)<1627-1628>:身延26世。本満寺16世。小西檀林7世。常境寺開山。日遠の弟子。初名は日際。弁説に優れた。1623年(元和9年)本満寺16世。1627年(寛永4年)鷹峰檀林講主。1628年(寛永5年)久遠寺法主。1648年(慶安1年)5月29日死去。63歳。
  • 3立正院日揚()<1628>:小西檀林9世。1628年(寛永5年)就任。
  • 4三智院日江()<>:
  • 5了智院日健(?-1683)<>:鷹峰檀林文5世。鷹峰玄3世。妙伝寺15世。
  • 6理性院日桂()<>:立像寺5世。
  • 7本是院日理(?-1655)<>:1649年(慶安2年)金沢本是寺を創建。中村檀林玄講。1655年(明暦1年)2月1日死去。
  • 8通明院日祥(?-1671):鶏冠井檀林1世。1654年(承応3年)鶏冠井壇林を開く。1671年(寛文11年)8月10日死去。
  • 9一心院日廷(1617-1690):本圀寺19世。小西檀林、中村檀林化主。
  • 10興林院日徳(1624-1669):中山37世。本法寺19世。鷹峰7世?。中村文能15世。
  • 11寂遠院日通(1614-1679):身延30世。池上20世。山科2世。鷹峰文11世。鷹峰玄5世。飯高15世。
  • 12興学院日習():
  • 13本地院日匠(1627-1689):中山44世。本法寺20世。鷹峰13世。鷹峰玄11世。
  • 14勝光院日耀(1636-1697):中山40世。本法寺21世。妙顕寺20世(18世?)。水戸6世。中村21世。鷹峰14世。
  • 15円妙院日完(?-1676):中山41世。本法寺22世。鷹峰15世。
  • 16?智徳院日住
  • 17
  • 18遠成院日近(1638-1723):中山45世。本法寺23世。鷹峰18世。中村文25世。
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26園林院日〓(?-1732):中山52世。本法寺26世。鷹峰26世。中村文36世。(〓はりっしんべんに「台」)
  • 27
  • 28
  • 29成遠院日達(1651-1708):中山55世。本法寺27世。鷹峰文29世。中村文37世。
  • 30
  • 31
  • 32
  • 33
  • 34
  • 35
  • 36
  • 37
  • 38
  • 39慈詮院日雄(?-1742):本満寺29世。宝塔寺19世。
  • 40
  • 41
  • 42
  • 43
  • 44
  • 45了義院日達(1677-1747):本圀寺26世。六条33世。鷹峰45世。中村53世。
  • 46
  • 47
  • 48
  • 49体信院日領(1679-1755):中山62世。本法寺29世。宝塔寺20世。東山29世。鷹峰49世。中村62世。
  • 50
  • 51
  • 52
  • 53
  • 54?慈教院日〓
  • 55
  • 56
  • 57
  • 58
  • 59
  • 60
  • 61
  • 62
  • 63隆光院日陳(1679-1743):
  • 64不変院日〓():
  • 65栄光院日立():
  • 66
  • 67
  • 68
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  • 80長厳院日顕
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  • 83慈雲院日鳳(?-1753):本満寺35世。鷹峰玄102世。
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  • 89慈雲院日沾():1743年(寛保3年)8月10日死去。
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  • 100清浄院日寿():
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  • 107本慈院日以():小石川蓮華寺12世。
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  • 110慈門院日孝
  • 111妙幡院日稽(?-1763):妙伝寺39世。
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  • 115寛誠院日運
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  • 123隆妙院日昌(1708-1765):中山73世。本法寺34世。鷹峰文能123世。中村玄能163世。大阪正法寺11世。谷中安立寺9世。
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  • 133?勝幢院日慈
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  • 138東南院日進(?-1769):六条112世。恵南院とも。
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  • 140大玄院日孝():
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  • 183大慈院日注(?-1792):本満寺40世。
  • 200頂珠院日選(1744-1819):日明とも。本法寺40世。中山90世。鷹峰200世。中村文能187世。六条檀林玄能154世。松崎文能182世。
  • 240大樹院日逢(?-1815):名古屋法輪寺17世。六条169世。鷹峰240世。
  • 251要中院日修():鷹峰玄227世。
  • 261霊芝院日信(?-1814):妙伝寺44世。山科文124世。鷹峰文261世。鷹峰玄204世。
  • 273常在院日精
  • 281戒光院日定
  • 379本孝院日遵(1783-1858):中山102世。本法寺45世。鷹峰379世。中村文能259世。大阪正法寺19世。
  • 461妙詮院日明(?-1872):六条302世。鷹峰461世。
  • 464瑞鳳院日輝(1812-1872):本圀寺44世。本満寺52世。善正寺680世。中村306世。鷹峰464世。中村308世。六条306世。
  • 484寂峰院日唱
  • 485瑞雲院日輝:1999年(平成11年)就任。


  • 〓遠院日逞
  • 誠諦院日證():本妙寺14世。
  • 霊智院日感():本妙寺16世。1761年(宝暦11年)死去。
  • 天心院日通():
  • 日住():自坊は江戸善性寺。文
  • 日旭():自坊は江戸善性寺。文
  • 随妙院日経():玄文両講
  • 観妙院日理():玄文両講
  • 慧妙院日従
  • 文明院日祥
  • 仏眼院日融
  • 星陽院日通
  • 霊照院日慧
  • 皆成院日喜
  • 完海院日道:玄
  • 遠寿院日深
  • 顕寿院日研
  • 潮照院日満
  • 潤広院日苗
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