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延暦寺恵心院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
延暦寺恵心院
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'''延暦寺恵心院'''(えんりゃくじ・えしんいん)は、滋賀県大津市の[[比叡山]][[延暦寺]]横川地区兜率谷にある[[天台宗]]寺院。現在の本尊は[[阿弥陀如来]]。[[源信]]がいたことで知られる。[[横川中堂]]の南側にある。[[定額寺]]。[[天台宗延暦寺派]][[天台宗の本山寺院|別格寺]]。(参考:同名寺院[[恵心院_(同名)]]) ==歴史== [[良源]]座主の時代、藤原兼家が父師輔の遺志で創建。師輔は良源に帰依し、息子尋禅を入門させていた。永観元年(983)11月27日、[[園城寺]]余慶の導師で落慶した。金色[[大日如来]]・[[六観音]]・[[文殊]]・[[五大明王]]を祀っていた。寛和2年(986)10月20日、官符で[[定額寺]]となる。良源門下で浄土教の学僧源信が活動の拠点とし、ここで『往生要集』を記した。源信没後はその御影像が置かれたが、歴史ははっきりしない。[[織田信長]]の焼き討ち後、天正12年(1584)に横川諸堂の復興を任された恵心院亮信が再建。宝暦8年(1758)には源信像が祀られた。明治元年(1868)に焼失。さらに昭和40年(1965)、焼失。跡地には旧秘宝館が建てられたが、その南に旧[[生源寺]]別当大師堂を移築して阿弥陀如来を祀り、'''恵心堂'''と呼ばれている。(国史大事典、日本歴史地名大系ほか) [[category:滋賀県]]
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