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延暦寺西塔院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
延暦寺西塔院
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'''延暦寺西塔院'''は、滋賀県大津市の[[比叡山]][[延暦寺]]の西塔地区にあった[[仏塔]]。本尊は[[大日如来]]。廃絶。[[最澄]]が構想した九院・十六院の一つ。[[六所宝塔]]のうち[[安中宝塔]](山城宝塔院)に当たる(西塔地区を管轄する[[延暦寺宝幢院|宝幢院]]やその付属の[[延暦寺相輪塔|相輪塔]]とみなす考えもある)。'''法華千部西塔院'''。 == 歴史 == [[最澄]]の存命中には建立されなかった。 [[延暦寺宝幢院|宝幢院]]検校3世の延最が878年(元慶2年)頃に起工。延暦寺に行幸した[[宇多法皇]]が、建設が進まないのを見て早く完成させるように検校4世の増命に命じたという。これを受け、923年(延長1年)竣工。979年(天元2年)、[[良源]]による西塔地区の整備でも修復された。かなり早い時期に廃絶したらしい。(日本歴史地名大系) [[Category:滋賀県]]
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