愛知県護国神社

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

2020年8月6日 (木) 時点における版

愛知県護国神社（あいちけん・ごこくじんじゃ）は、愛知県名古屋市中区にある、県内の戦没者などを祀る招魂社。内務大臣指定護国神社。

組織

受持神官

官祭招魂社制度ができる以前は若宮八幡社の氷室長冬、稲荷神社の安井重恭、川原神社の水谷民彦、島田清江、熱田神宮禰宜の松岡義男（明治23年3月20日招魂社祠官を兼務）らが奉仕していた。

• 副島知一（）<>：大正4年3月、熱田神宮権宮司を本務として受持神官。
• 鈴木信比古（）<>：伊多波刀神社、若宮八幡社、那古野神社などに奉職。八事神葬墓地を開設。名古屋市神職会会長。大正4年9月、受持神官。大正10年死去。同年4月の合祀祭は中村弾男が臨時祭務官を勤める。神道人名辞典に記載あり？
• 浅井久（）<>：大正10年9月1日、受持神官。
• 小林太十郎（）<>：昭和4年5月14日、真清田神社宮司が受持神官代行。大縣神社宮司。
• 野々山彬（）<>：次項参照。

社司・宮司

• 野々山彬（）<>：明治9年生。明治35年12月18日、春木春日神社社掌。明治40年6月7日、津賀田神社社司。昭和5年3月28日、名古屋官祭招魂社受持神官。昭和14年4月1日、愛知県護国神社社司に就任。昭和17年12月10日死去。（叙位裁可書。ただし招魂社・護国神社の経歴は神祇院提出の 叙位裁可書 には記載されていない）
• 慶光院俊（）<>：昭和16年8月2日、熱田神宮権宮司を本務として社司就任。昭和17年3月19日、社司退任。
• 篠田康雄（）<>：昭和17年3月19日、熱田神宮権宮司を本務として社司を兼務。
• 井上信彦（）<>：愛知県西春日井郡出身。明治34年生。愛知県神職養成部卒。大正8年、熱田神宮雇。宮掌、主典を経て昭和12年砥鹿神社禰宜。昭和16年、愛知県護国神社社掌。 昭和21年5月15日宮司就任。 名塚町白山社宮司を兼務。昭和60年9月1日退任。昭和61年○月2日死去。遺稿集『偲び草　愛知県護国神社名誉宮司井上信彦大人命を偲んで』がある。
• 岩本典三郎（1915-2000）<>：1915年生。昭和60年9月1日就任。平成11年2月28日退任。2000年死去。遺詠集『旌忠歌集 ―岩本典三郎宮司遺詠』がある。
• 臼井貞光（）<>：平成11年3月1日宮司就任。2013年8月31日退任。
• 高羽伸浩（）<>：2013年9月1日就任。

（愛知県護国神社年表ほか）