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東大寺二月堂
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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'''東大寺二月堂'''は、奈良県奈良市の[[東大寺]]にある[[観音堂]]。本尊は2体の十一面観音像(秘仏)。毎年、3月(旧暦2月)に'''修二会'''(お水取り)が行われる。[[東大寺関連旧跡]]も参照。 | '''東大寺二月堂'''は、奈良県奈良市の[[東大寺]]にある[[観音堂]]。本尊は2体の十一面観音像(秘仏)。毎年、3月(旧暦2月)に'''修二会'''(お水取り)が行われる。[[東大寺関連旧跡]]も参照。 | ||
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+ | 天平勝宝4年(752)に十一面悔過のために創建されたと伝える。しかし、天平勝宝8年の「東大寺山堺四至図」に記載がないことから事実とは認めがたく、実忠が悔過を行なったとみられる宝亀4年(773)までの間に創建されたと考えられている。南都焼討や永禄の兵火を免れて近世に至ったが寛文7年(1667)の修二会の最中に失火で焼失した。寛文9年に再建したのが現在の堂宇である。 | ||
+ | 登廊の下に参籠所、仏ショウ屋、湯屋が並ぶ。また周囲に若狭井を収める閼伽井屋、遠敷神社、飯道神社、興成神社がある。、 | ||
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2017年12月21日 (木) 時点における版
東大寺二月堂は、奈良県奈良市の東大寺にある観音堂。本尊は2体の十一面観音像(秘仏)。毎年、3月(旧暦2月)に修二会(お水取り)が行われる。東大寺関連旧跡も参照。
歴史
天平勝宝4年(752)に十一面悔過のために創建されたと伝える。しかし、天平勝宝8年の「東大寺山堺四至図」に記載がないことから事実とは認めがたく、実忠が悔過を行なったとみられる宝亀4年(773)までの間に創建されたと考えられている。南都焼討や永禄の兵火を免れて近世に至ったが寛文7年(1667)の修二会の最中に失火で焼失した。寛文9年に再建したのが現在の堂宇である。 登廊の下に参籠所、仏ショウ屋、湯屋が並ぶ。また周囲に若狭井を収める閼伽井屋、遠敷神社、飯道神社、興成神社がある。、