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梵釈寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年3月1日 (月)
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+ | 786年(延暦5年)、[[長岡京]]遷都に伴い、桓武天皇が大津の地に創建。[[天智天皇]]追福のための創建と言われる。[[四天王]]の加護を願い、'''四天王寺'''と称した。延暦14年ころに'''梵釈寺'''と称し、堂宇の整備が行われた。 | ||
名僧を輩出したが、鎌倉時代末には廃絶した。所在地は不明だが、大津市の[[崇福寺]]跡の付近とされる。 | 名僧を輩出したが、鎌倉時代末には廃絶した。所在地は不明だが、大津市の[[崇福寺]]跡の付近とされる。 | ||
蒲生に当寺の系譜を受け継ぐと称する[[蒲生・梵釈寺]]がある。 | 蒲生に当寺の系譜を受け継ぐと称する[[蒲生・梵釈寺]]がある。 |
2021年3月1日 (月) 時点における最新版
梵釈寺(ぼんしゃくじ)は、近江国大津宮にあった桓武天皇創建の官寺。天智天皇菩提寺。官寺二十五大寺の一つ。廃絶。(参考:同名寺院天王寺)
歴史
786年(延暦5年)、長岡京遷都に伴い、桓武天皇が大津の地に創建。天智天皇追福のための創建と言われる。四天王の加護を願い、四天王寺と称した。延暦14年ころに梵釈寺と称し、堂宇の整備が行われた。 名僧を輩出したが、鎌倉時代末には廃絶した。所在地は不明だが、大津市の崇福寺跡の付近とされる。 蒲生に当寺の系譜を受け継ぐと称する蒲生・梵釈寺がある。