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武内宿禰旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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信仰的には応神天皇との関係の強さから、応神天皇と同一視される[[八幡神]]に仕える眷属神としての性格を持つ。大規模な八幡宮には武内社として祀られることもしばしば。同じく八幡神に関係深い[[高良玉垂命]]と同一視する説もある。 | 信仰的には応神天皇との関係の強さから、応神天皇と同一視される[[八幡神]]に仕える眷属神としての性格を持つ。大規模な八幡宮には武内社として祀られることもしばしば。同じく八幡神に関係深い[[高良玉垂命]]と同一視する説もある。 | ||
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2019年1月5日 (土) 時点における版
武内宿禰(たけうちのすくね、たけのうちのすくね、たけしうちのすくね)は大和朝廷初期の神話的な人物。紀氏の祖。孝元天皇の孫あるいは曽孫。景行天皇、成務天皇、仲哀天皇、応神天皇、仁徳天皇の大臣を務めたという。中でも仲哀天皇死後の神功皇后の治世下で、忍熊王を破って応神天皇を即位させた事蹟が著名。紀氏の他、波多氏、巨勢氏、蘇我氏、平群氏、葛城氏の祖。『公卿補任』には享年295歳と記される。建内宿禰。
信仰的には応神天皇との関係の強さから、応神天皇と同一視される八幡神に仕える眷属神としての性格を持つ。大規模な八幡宮には武内社として祀られることもしばしば。同じく八幡神に関係深い高良玉垂命と同一視する説もある。
射水神社を建てた伊弥頭国造も武内宿禰の末裔という。
一覧
奉斎神社
- 宇倍神社:鳥取県鳥取市国府町宮下。祭神は武内宿禰。武内宿禰が草履を残して昇天した跡とされる磐座「双履石」がある。式内社・名神大社・因幡国一宮・国幣中社・別表神社。
- 高良大社:福岡県久留米市御井町。式内社・名神大社・筑後国一宮・国幣大社・別表神社。
- 津島神社弥五郎殿社:津島神社摂社。祭神は大穴牟遅命・武内宿禰命。武内宿禰は社家の紀氏氷室家の祖。南朝武将として戦死した社家の堀田正泰(弥五郎)が造営したためこの名がある。
- 土津神社:福島県耶麻郡猪苗代町美禰山。祭神は土津霊神(保科正之)と武内宿禰。なぜ武内宿禰が合祀されたかは不明。
旧跡
- 生誕地:松原・武内神社。和歌山県和歌山市松原。安原八幡神社の奥宮。武内宿禰誕生井がある。
- 昇天地:宇倍神社双履石。鳥取県鳥取市国府町宮下。
- 墓所:高良大社奥宮。福岡県久留米市御井町。
- 墓所:武内宿禰墓 室伝承地:奈良県御所市室。
- 墓所:武内宿禰墓 隅田伝承地:和歌山県橋本市隅田町。
- 墓所:玉垂宮:福岡県久留米市大善寺町宮本。県社。