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永世神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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永世神社(ながよ・じんじゃ)は佐賀県鳥栖市永吉町にある神社。祭神は大己貴命・八幡大神・住吉大神・春日大神。風土記所載神社。村社。奈良田八幡宮。長岡神社。
歴史
肥前風土記に登場する「長岡神社」「永世社」に比定される。
景行天皇が高良山から酒殿泉に帰る途中に地主神から鎧を所望された。「永世の財とせよ」と告げて奉納し、「永世社」と号した。のち長岡神社と称した。のち宇佐弥勒寺喜多院の荘園となったとき、八幡神を祀った。1083年(永保3年)、石清水八幡宮から分霊したという。明治初期に氏子の奈良田村と永吉村の間で御神体の争奪が起こった。1873年(明治6年)、大己貴命を主祭神として永世神社と改称した。1970年(昭和45年)、現在地に遷座した。(日本歴史地名大系)