ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

津和野神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年1月23日 (土)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(?資料)
 
(間の8版分が非表示)
1行: 1行:
-
'''津和野神社'''(つわの・じんじゃ)は、島根県鹿足郡津和野町にある藩主亀井矩貞などを祀る[[霊社]]。[[県社]]。
+
[[file:0427E2CD-3B8B-4364-93D8-72043207A1BA.jpeg|津和野神社|thumb|300px]]
 +
'''津和野神社'''(つわの・じんじゃ)は、島根県鹿足郡津和野町田二穂(石見国鹿足郡)にある、津和野藩主を合祀する[[霊社]]。主祭神は埴山姫命・大国主命・宇迦能魂神で、亀井茲矩・亀井茲監を配祀する。[[領主奉斎神社]]。[[県社]]。
 +
 
 +
==歴史==
 +
1390年(明徳1年)創建。1664年(寛文4年)改修。1768年(明和5年)、津和野藩主亀井家8代亀井矩貞が、初代の亀井茲矩を祀る霊社を境内に創建。亀井茲矩150年祭にあたる。[[吉田家]]20代吉田兼雄(1705-1787)から武茲矩霊社の神号を与えられた。
 +
1811年(文化8年)、亀井矩賢が「武霊社之碑」を建立。
 +
1864年(元治1年)、亀井茲監が亀井茲矩250年祭にあたり、武茲矩霊社を本社に合祀した。社殿を整備し、元武社(元武神社)と称した。藩内三大社([[津和野・弥栄神社]]、[[鷲原八幡宮]])の一つとして重視された。
 +
1871年(明治4年)、喜時雨神社に改称。郷社。
 +
1909年(明治42年)、津和野神社と改称。1910年(明治43年)8月県社に列格した。
 +
時期不明だが明治維新に功績をあげた亀井茲監の神霊を合祀。1950年(昭和25年)焼失。その後の再建。
 +
 
 +
<gallery>
 +
file:7C6BBC72-2A08-449A-8051-201AE45203F9.jpeg|津和野神社
 +
file:1D1978BC-BD43-4833-9205-CD16571F9810.jpeg|津和野神社
 +
file:D350ECE2-36A7-463B-B41B-63CF03FF6EBB.jpeg|津和野神社
 +
file:55EA2D6F-1DBB-4B42-B550-A4991B3471AA.jpeg|津和野神社碑
 +
</gallery>
 +
==資料==
 +
*『石州津和野神社覚』[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532926](藩内の神社一覧。神社名と神職名のみ)
 +
*『亀井茲矩伝 第16巻』
 +
**「茲矩卒去」
 +
**「茲矩墓所」
 +
**「茲矩五十回忌辰」
 +
**「茲矩肖像」
 +
**「幸盛百年忌法会」
 +
**「茲矩百回忌辰」
 +
**「茲矩百五十回忌辰」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927351/117]
 +
*『亀井茲矩伝 第17巻』
 +
**「武茲矩霊社創建」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/2]
 +
**「茲矩頌徳碑」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/7]
 +
**「茲矩二百年回法會」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/13]
 +
**「武霊社鎮座五十年祭」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/15]
 +
**「石見国邑智郡日貫村宝光寺道月公霊碑堂」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/17]
 +
**「茲矩二百五十年回法会」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/18]
 +
**「武霊社改築元武社と改称す」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/22]
 +
**「元武社二百五十年大祭」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/22]
 +
**「神宝」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/23]
 +
**「大祭歌会」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/50]
 +
**「楠公及元武神霊を藩学養老館に祭る」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/68]
 +
**「祖先の祭祀」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/69]
 +
**「元武大明神を元武大神と改称す」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/80]
 +
**「廃藩の際元武社及歴代墳墓の保管を旧藩士に托す」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/81]
 +
**「喜時雨神社と改称郷社に列せられ尋いで津和野神社と改め県社に列せらる」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927352/93]
 +
*『亀井茲矩伝 第18巻』
 +
**「県社津和野神社三百年大祭」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927353/2]
 +
**「亀井伯爵邸茲矩満三百年大祭」
 +
**「茲矩贈位宣下」
 +
**「津和野町に於ける霊廟祭」
 +
**「譲伝寺開基道月神霊へ光武院の号を謚る」
 +
**「永明寺に於ける武州公三百年大遠忌」
 +
**「策明使」
 +
**「策明及位記」
 +
**「三百年と贈位との墓前祝祭」
 +
**「譲伝寺法会」
 +
**「日光池碑」
 +
**「家廟霊贈位奉告祭」
 +
*石田肇2006「津和野神社の亀井茲矩の亀跌碑(武霊社之碑)をめぐって : 附『(社碑文ニ付剛翁作)御系図異説弁』」[http://hdl.handle.net/10087/1150]
 +
 
 +
 
 +
 
[[Category:島根県]]
[[Category:島根県]]

2021年1月23日 (土) 時点における最新版

津和野神社

津和野神社(つわの・じんじゃ)は、島根県鹿足郡津和野町田二穂(石見国鹿足郡)にある、津和野藩主を合祀する霊社。主祭神は埴山姫命・大国主命・宇迦能魂神で、亀井茲矩・亀井茲監を配祀する。領主奉斎神社県社

歴史

1390年(明徳1年)創建。1664年(寛文4年)改修。1768年(明和5年)、津和野藩主亀井家8代亀井矩貞が、初代の亀井茲矩を祀る霊社を境内に創建。亀井茲矩150年祭にあたる。吉田家20代吉田兼雄(1705-1787)から武茲矩霊社の神号を与えられた。 1811年(文化8年)、亀井矩賢が「武霊社之碑」を建立。 1864年(元治1年)、亀井茲監が亀井茲矩250年祭にあたり、武茲矩霊社を本社に合祀した。社殿を整備し、元武社(元武神社)と称した。藩内三大社(津和野・弥栄神社鷲原八幡宮)の一つとして重視された。 1871年(明治4年)、喜時雨神社に改称。郷社。 1909年(明治42年)、津和野神社と改称。1910年(明治43年)8月県社に列格した。 時期不明だが明治維新に功績をあげた亀井茲監の神霊を合祀。1950年(昭和25年)焼失。その後の再建。

資料

  • 『石州津和野神社覚』[1](藩内の神社一覧。神社名と神職名のみ)
  • 『亀井茲矩伝 第16巻』
    • 「茲矩卒去」
    • 「茲矩墓所」
    • 「茲矩五十回忌辰」
    • 「茲矩肖像」
    • 「幸盛百年忌法会」
    • 「茲矩百回忌辰」
    • 「茲矩百五十回忌辰」[2]
  • 『亀井茲矩伝 第17巻』
    • 「武茲矩霊社創建」[3]
    • 「茲矩頌徳碑」[4]
    • 「茲矩二百年回法會」[5]
    • 「武霊社鎮座五十年祭」[6]
    • 「石見国邑智郡日貫村宝光寺道月公霊碑堂」[7]
    • 「茲矩二百五十年回法会」[8]
    • 「武霊社改築元武社と改称す」[9]
    • 「元武社二百五十年大祭」[10]
    • 「神宝」[11]
    • 「大祭歌会」[12]
    • 「楠公及元武神霊を藩学養老館に祭る」[13]
    • 「祖先の祭祀」[14]
    • 「元武大明神を元武大神と改称す」[15]
    • 「廃藩の際元武社及歴代墳墓の保管を旧藩士に托す」[16]
    • 「喜時雨神社と改称郷社に列せられ尋いで津和野神社と改め県社に列せらる」[17]
  • 『亀井茲矩伝 第18巻』
    • 「県社津和野神社三百年大祭」[18]
    • 「亀井伯爵邸茲矩満三百年大祭」
    • 「茲矩贈位宣下」
    • 「津和野町に於ける霊廟祭」
    • 「譲伝寺開基道月神霊へ光武院の号を謚る」
    • 「永明寺に於ける武州公三百年大遠忌」
    • 「策明使」
    • 「策明及位記」
    • 「三百年と贈位との墓前祝祭」
    • 「譲伝寺法会」
    • 「日光池碑」
    • 「家廟霊贈位奉告祭」
  • 石田肇2006「津和野神社の亀井茲矩の亀跌碑(武霊社之碑)をめぐって : 附『(社碑文ニ付剛翁作)御系図異説弁』」[19]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%B4%A5%E5%92%8C%E9%87%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール