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立江寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2021年6月30日 (水) 時点における版
立江寺(たつえじ)は、徳島県小松島市立江町(阿波国那賀郡)にある地蔵信仰の真言宗寺院。四国八十八所霊場第19番札所。本尊は延命地蔵菩薩。高野山真言宗。摩尼院。地蔵寺とも。山号は橋池山。
歴史
747年行基の創建。清水谷という場所にあった。 光明皇后の安産祈願として地蔵菩薩の小像を祀った。 その後、815年、空海が訪れ、本尊仏を彫ってその中に行基造立の仏像を納めたという。 天正年間、長宗我部氏の兵火で焼失。蜂須賀氏が現在地に移して再建。尊海を中興開山とした。 1601年、神応寺の末寺となった。 1738年、徳島藩主が参拝した。 清水谷の旧地は奥之院となっている。 昭和49年10月28日、本堂など焼失。 昭和52年12月再建。本堂、大師堂、護摩堂、多宝塔、仁王門などがある。 (『日本歴史地名大系』、寺院ウェブサイト)