出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年7月3日 (土)
崇徳天皇の遺骸を奉安したという「御棺台石」が本殿の脇にある
高家神社(たかや・じんじゃ)は香川県坂出市高屋町(讃岐国阿野郡)にある崇徳天皇の霊社。祭神は天道根命・崇徳天皇・待賢門院。国史見在社。村社。崇徳天皇陵がある白峰寺の参道登り口にある。通称は血の宮。
『三代実録』867年(貞観9年)5月17日、正六位上に叙された高家神とされる。
崇徳天皇の遺体を白峰に運ぶ途中、棺を置いたところ、血が垂れてきたので、「血ノ宮」ともいう。 葬送の後、神社に合祀したという。
棺台石が今もある。(『日本歴史地名大系』ほか)