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道明寺天満宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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[[file:道明寺天満宮004.jpg|thumb|400px]] '''道明寺天満宮'''は大阪府藤井寺市道明寺(河内国志紀郡)にある[[天満宮]]。祭神は[[菅原道真]]、[[天穂日命]]、菅原覚寿。[[土師氏]]根拠地に鎮座する。郷社。[[天満宮聖跡二十五霊社]]。 ==歴史== [[垂仁天皇]]の時代、[[野見宿禰]]は埴輪を考案して、土師氏の名を賜い、当地に所領を下された。そこで祖神である天穂日命を祀ったのが創始とされる。594年(推古2年)、[[聖徳太子]]が尼寺創建を発願したところ、土師八島が土地を寄進して建てられた。これが土師寺であり、のちの[[道明寺]]である。覚寿尼は菅原道真の伯母で、道明寺の尼であった。菅原道真は配流のとき、当地に立ち寄り覚寿尼に面会し、自作の木像を残していった。941年(天慶4年)、この木像を道明寺の北に祀った。これが当社という。元亀年間、高屋城の戦いで焼失した。[[織田信長]]が寺領100石を寄進し、太閤検地により174石となった。江戸時代には羽林家の[[山本家]]が当社の[[寺社伝奏]]を務めた。1831年(天保2年)、東坊城聡長は当社を参詣し、菅原道真遺品を模造して[[北野天満宮]]に奉納したという。1872年(明治5年)4月、神仏分離を実施して、6月、「土師神社」と称した。のち道明寺天満宮と改称した。郷社。能「道明寺」や浄瑠璃や歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」の舞台となった。土師社、八嶋社、霊符社、白太夫社などがある。高松松平藩藩校伝来の旧[[足利学校]]奉斎とされる孔子像を祀る大成殿がある。郷社。 ==境内== *本社: *西宮:祭神は伊勢・八幡・春日。 *土師社:祭神は天夷鳥命・野見宿祢・大国主命。元宮。 *和合稲荷社:祭神は和合稲荷大神。 *八嶋社:祭神は土師連八嶋。 *霊符社:祭神は天御中主神。 *白光社:祭神は白光大神(蛇神)。 *白太夫社:祭神は渡会春彦または味酒安行。 *[[道明寺天満宮大成殿|大成殿]]: *皇居遥拝所: *五重塔跡: *土師連八嶋墓: <gallery perrow="3"> file:道明寺天満宮001.jpg| file:道明寺天満宮002.jpg| file:道明寺天満宮005.jpg| file:道明寺天満宮006.jpg| file:道明寺天満宮007.jpg| file:道明寺天満宮008.jpg| file:道明寺天満宮009.jpg| file:道明寺天満宮010.jpg| file:道明寺天満宮011.jpg| file:道明寺天満宮012.jpg| file:道明寺天満宮013.jpg| </gallery> ==参考文献== *梅原達治1989(平成1)「松浦武四郎『聖跡二十五霊社順拝双六』」『札幌大学教養部教育研究』 *『北野誌』「全国天満宮所在地一覧」 *[[天満信仰#参考文献]] ==脚注== <references/> [[category:大阪府]]
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