野田神社

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

豊栄神社境内には毛利本家祖霊社が祀られていたが、毛利家の東京移転により、祖霊社も東京に遷座した。1873年(明治6年)、旧祖霊社社殿に毛利敬親を祀り、中正神社を創建。1876年(明治9年)10月には中正神社を野田神社と改称、県社となる。（以上、森岡2003）

1886年(明治19年)、野田神社現在地に遷座。1898年(明治31年)、毛利元徳を野田神社に合祀。1915年(大正4年)、野田神社、別格官幣社となる。同殿とすることに差し支えがあったのか、1916年(大正5年)、野田神社摂社芳宜園神社を創建し、本殿の毛利元徳を遷座した。しかし、1936年(昭和11年)、芳宜園神社を野田神社に合祀して、主祭神に加えられた。