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陶器神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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前身は陶器商が軒を連ねた瀬戸物町にあった愛宕山[[将軍地蔵]]。信濃町の山田喜六という石灰商の邸内に火災除け祈願のために明暦年間に祀られた。地蔵会には多くの人々が集まった。延宝年間には西横堀に陶器商が集まり瀬戸物町が形成され、信仰を集めた。地蔵会には瀬戸物市が行われるようになった。 | 前身は陶器商が軒を連ねた瀬戸物町にあった愛宕山[[将軍地蔵]]。信濃町の山田喜六という石灰商の邸内に火災除け祈願のために明暦年間に祀られた。地蔵会には多くの人々が集まった。延宝年間には西横堀に陶器商が集まり瀬戸物町が形成され、信仰を集めた。地蔵会には瀬戸物市が行われるようになった。 | ||
- | + | 神仏分離の後、1873年に大阪府知事渡辺昇らの尽力で陶器神社が創建された。地蔵会は陶器祭(7月23日)として存続した。 | |
1907年、市電開設の計画ため、翌年、坐摩神社境内に遷座。 | 1907年、市電開設の計画ため、翌年、坐摩神社境内に遷座。 | ||
1945年、大阪大空襲で焼失。 | 1945年、大阪大空襲で焼失。 | ||
1951年、阿波座1丁目付近に再建。 | 1951年、阿波座1丁目付近に再建。 | ||
- | + | 1971年、阪神高速道路の建設のため、再び坐摩神社境内に遷座した。この時再建された社殿には、天井、欄間、壁面、灯籠などに多くの陶芸作家による陶磁器が使用されている。 | |
(由緒書) | (由緒書) | ||
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2022年6月16日 (木) 時点における版
陶器神社は大阪府大阪市中央区久太郎町渡辺(摂津国西成郡)にある愛宕信仰の神社。祭神は大陶祇神と迦具突智神。坐摩神社境内。学芸産業の神社。火防陶器神社。
前身は陶器商が軒を連ねた瀬戸物町にあった愛宕山将軍地蔵。信濃町の山田喜六という石灰商の邸内に火災除け祈願のために明暦年間に祀られた。地蔵会には多くの人々が集まった。延宝年間には西横堀に陶器商が集まり瀬戸物町が形成され、信仰を集めた。地蔵会には瀬戸物市が行われるようになった。
神仏分離の後、1873年に大阪府知事渡辺昇らの尽力で陶器神社が創建された。地蔵会は陶器祭(7月23日)として存続した。 1907年、市電開設の計画ため、翌年、坐摩神社境内に遷座。 1945年、大阪大空襲で焼失。 1951年、阿波座1丁目付近に再建。 1971年、阪神高速道路の建設のため、再び坐摩神社境内に遷座した。この時再建された社殿には、天井、欄間、壁面、灯籠などに多くの陶芸作家による陶磁器が使用されている。 (由緒書)