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須弥山石窟寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2016年10月25日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
須弥山石窟寺院(しゅみせん・せっくつ・じいん)は、寧夏回族自治区固原市原州区にある仏教の石窟寺院。132窟があったが多くが地震で崩壊した。
隋唐時代に石門関があった地。北朝以来、多くの石窟があったが、132窟中、完全な窟は20窟前後。大仏楼、子孫宮、円光寺、相国寺、桃花洞の五つの地区に分かれる。
唐代に現在の大仏楼の高さ20.6mの釈迦大仏が作られ、その前に三層の楼閣が建てられた。 北朝には中心に塔柱がある石窟が多く、第51窟は北周を代表する石窟。 7mの仏像7体あり、さらに脇侍菩薩がある。のち明代に窟前に相国寺が建てられた。明代には中腹に円光寺があった。 清代に道教が伝わると多くが道教窟に改造され、子孫宮と呼ばれるようになった。1920年の地震で大打撃を受けた。
参考文献
- 鎌田茂雄『仏教の来た道』