ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
高勝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
- | '''高勝寺'''(こうしょうじ)は、栃木県栃木市岩舟町静にある[[地蔵信仰]]の[[天台宗]] | + | '''高勝寺'''(こうしょうじ)は、栃木県栃木市岩舟町静にある[[地蔵信仰]]の[[天台宗]]寺院。蓮華院と号す。山号の'''岩船山'''('''岩舟山''')で知られる。'''岩舟地蔵'''とも呼ばれる。 |
+ | |||
+ | == 歴史 == | ||
+ | 1744年(延享1年)の『岩船山縁起絵巻』によると、宝亀年間、伯耆大山の弘誓坊明願という僧が「生身の地蔵菩薩」を求めて岩船山で出会い、開いたという。江戸時代中期以降、関東各地に信仰が広まった。 | ||
+ | |||
+ | 切り立った独特の形状をした岩舟山(標高172.7m)にある。全体が船の形としている。舳に本堂、艫に賽の河原堂がある。また三重塔、護摩堂、孫太郎尊がある。孫太郎尊は松田康郷を祀る廟。(日本歴史地名大系ほか) | ||
[[Category:栃木県]] | [[Category:栃木県]] |
2018年5月7日 (月) 時点における版
高勝寺(こうしょうじ)は、栃木県栃木市岩舟町静にある地蔵信仰の天台宗寺院。蓮華院と号す。山号の岩船山(岩舟山)で知られる。岩舟地蔵とも呼ばれる。
歴史
1744年(延享1年)の『岩船山縁起絵巻』によると、宝亀年間、伯耆大山の弘誓坊明願という僧が「生身の地蔵菩薩」を求めて岩船山で出会い、開いたという。江戸時代中期以降、関東各地に信仰が広まった。
切り立った独特の形状をした岩舟山(標高172.7m)にある。全体が船の形としている。舳に本堂、艫に賽の河原堂がある。また三重塔、護摩堂、孫太郎尊がある。孫太郎尊は松田康郷を祀る廟。(日本歴史地名大系ほか)