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鎮霊社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年6月22日 (火)
鎮霊社は東京都千代田区九段北の靖国神社内にある招魂社。祭神は「嘉永六年以降、幾多乃戦争・事変尓起因伎弖非命尓斃礼職域尓殉自、病尓斃礼、自良生命断知尓志命等尓志弖靖国神社尓祀良礼座留諸命乃御霊」「西暦一八五三年以降、幾多乃戦争・事変尓関係比弖死没尓志諸外国人乃御霊」。
1965年(昭和40年)5月26日、地鎮祭を執行。6月21日、上棟祭。7月13日午後8時、鎮座祭が行われた。
「旧関東州所在の忠霊塔霊代」も1969年(昭和44年)1月23日に靖国神社元宮から移して奉斎。霊代は「小石数十個」を箱に納めているという。小石は1個ずつ白布で包んであるという。箱とは別に幣束2本がある。これは1947年(昭和22年)4月21日に広島県の神谷氏から奉斎されたものという。内陣に納められた。忠霊塔霊代は後日「御社殿後方の土中に埋納を奉仕する予定」とあるが実行されたのかは書かれていない。関東州には5基の忠霊塔があったがどの忠霊塔かは不明。 (『靖国神社百年史』)
岐阜護国神社にも同様の趣旨で建てられた鎮霊社がある。