ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
ウランホトのチンギスハン廟
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年5月23日 (火)
チンギスハン廟は内モンゴル自治区ウランホト市にあるチンギスハンの霊廟。
鉄筋コンクリート造。正面中央に高さ30mの円頂方基の大殿があり、左右に全長70mの廻廊が延びる。満洲国建築局の日本人技師が設計した。明治神宮とチベット仏教寺院の混交様式だという。高さ3mの金色のチンギスハン像が奉安された。 明治神宮にならい外苑も計画されていた。
- 1935年(昭和10年)8月16日:満洲国蒙政部の会議で新京に成吉思汗神社の創建が議題に上がる。
- 1942年(昭和17年)3月:満洲国政府が設置した蒙民厚生会の働き掛けで成吉思汗廟の創建決定
- 1942年(昭和17年)5月5日:着工
- 1944年(昭和19年)7月:成吉思汗廟祭典籌弁局設置。
- 1944年(昭和19年)10月8日:落成式典。祭主はバトマラプタン。日本の僧侶が神道式で祭典を行ったという。午後にはモンゴルのシャマンが祭典。
- 1944年(昭和19年)10月9日:臨時大祭。モンゴル式で祭典。
- 1987年(昭和62年):修復
「成吉思汗廟の創建」[1]