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コッホ北里神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年7月5日 (金)
コッホ・北里神社は東京都港区白金の北里研究所白金キャンパスにある霊社。ローベルト・コッホ(1843-1910)と北里柴三郎(1853-1931)を祀る。北本キャンパスにも埼玉・コッホ北里神社がある。北里研究所・北里大学の守護神。
歴史
1910年、北里柴三郎はドイツで学んだ師のコッホの訃報に接すると、国立伝染病研究所(現東京大学医科学研究所)内にコッホ祠を創建して遺髪を奉安して偲んだ。コッホ祠堂とも呼ばれた。同所を辞し、北里研究所を立てた翌年の1915年、北里研究所内に遷座。1931年に北里柴三郎が死去すると、門下生は北里祠をコッホ祠の傍に建てた。戦前は出雲大社教が祭祀を行っていたようだ。 1945年5月25日、東京大空襲で北里祠が焼失すると、無事だったコッホ祠に合祀した。かつてはコッホの命日である5月27日に例祭。現在は北里柴三郎の命日の6月13日を例祭日とし、5月27日には献花を行なっている。1980年、本館屋上に遷座。1993年、当初の北里祠近くの現在地に遷座し、コッホ・北里神社と改称した。
(由緒書、北里研究所ウェブサイト、細菌学雑誌)