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八栗寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月24日 (土)
八栗寺(やくりじ)は、香川県高松市牟礼町牟礼八栗(讃岐国三木郡)にある真言宗寺院。四国八十八所霊場第85番札所。本尊は聖観音。高野山真言宗だったが、真言宗大覚寺派となったか。修験道とも関連か。千手院。観自在院。山号は五剣山。
歴史
- 宝亀年間:幼い空海が山に登り、泥で三千仏・十王仏を作った。また五剣山で修行中、五振の剣が天から降り、蔵王権現が現れたという。
- 804年:空海、入唐に先立ち仏殿を建立。聖観音を祀った。栗を八つ埋めた。
- 帰国後:栗が成長していたので八国寺から八栗寺に改称。讃岐・六万寺の奥之院としたという。
- 天正年間:兵火で焼失
- 1594年:無遍が本堂再建。
- 1625年:生駒正俊が制札下付
- 1642年:松平頼重が本堂を再建
- 1651年:10石
- 1655年:15石に加増
- 1677年:勝尾寺以空が参詣し、聖天堂を建立した。
- 1707年:宝永地震。五剣山の山容が変わるほどの規模だった。
- 1709年:観音堂など修復
(『日本歴史地名大系』)
伽藍
- 本堂
- 大師堂
- 聖天堂
- 中将坊堂:中将坊大権現を祀る。天狗とされる。
- 多宝塔