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千駄ケ谷東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年6月9日 (金)
千駄ケ谷東照宮は東京都渋谷区千駄ケ谷の徳川宗家邸にあった東照宮。江戸城の紅葉山東照宮に祀られていた神像を祀っていた。詳細不明。9月17日の例祭には露店が並ぶなど多くの人が訪れた。
歴史
- 1868年:江戸城開城、戊辰戦争により、紅葉山東照宮の神像は寛永寺を経て田安邸へ遷座
- 1870年:神像、東京から久能山東照宮に遷座。
- 1877年9月27日:牧之原東照宮を創建。山岡鉄舟、中条景昭、大草喜次郎らが牧之原開墾にあたり創建した。久能山から神像を奉遷。村社に列格。(『島田の東照宮』[1])
- 1917年4月18日:徳川家より牧之原に使者。神像を迎えたいと伝える。(『島田の東照宮』)
- 1917年11月11日:移霊祭。牧之原東照宮には公爵神号揮毫の笏を代わりに収めた。(『島田の東照宮』)
- 1917年12月7日:神像、牧之原を出発。(『島田の東照宮』)
- 1917年12月8日:千駄ケ谷徳川家邸に遷座。(『島田の東照宮』)
- 1918年4月26日:新しい社殿が竣工して鎮祭。(『島田の東照宮』、『日本歴史図録』[2])
- 1925年9月20日:徳川公爵邸で火災。東照宮の被害は不詳。
- 1953年:この年までに徳川邸は他所へ移転。