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大聖安寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年9月19日 (土)

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大聖安寺は、中国金代の首都燕京(北京)にあった金朝皇室ゆかりの寺院。釈迦如来栴檀瑞像が奉安されていた。

2代太宗が皇后とともに寄進して営繕。天会12年(1134)、開封から王権の象徴とも考えられていた瑞像を迎えた。のち当時の首都上京の大儲慶寺に遷座した。

初期の名前は不明だが、3代熙宗が「大延聖寺」の寺額を下賜。大定7年(1167)に世宗が「大聖安寺」と改称した。

4代皇帝の海陵王(殺害廃位されて王とされたためこの名がある)が上京から燕京に遷都したときには、太廟の仮殿となった。


参考文献

  • 藤原崇人、2010「栴檀瑞像の坐す都―金の上京会寧府と仏教」『環東アジア研究センター年報』5
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%AE%89%E5%AF%BA」より作成

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