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岩出祭主館

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年10月4日 (火)

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岩出城跡の中心部の推定地に立つ「岩出城趾開墾碑」。岩出祭主館との位置関係は明確ではない。

岩出祭主館は三重県度会郡玉城町岩出(伊勢国度会郡)にあった伊勢神宮祭主(後の藤波家)の居館。伊勢神宮関連旧跡

大中臣輔親が1038年(長暦2年)に赴任してから、武家の侵略を受けた天正文禄(1573-1596)頃まで約500年間、神宮祭主の拠点となった。神宮祭主は神三郡の行政権も持っていた領主的性格もあった。近辺には寺も建てられていたらしい。『神都名勝誌』には「岩出寺」という項目を設け、「大中臣系図」や「鏑矢記」にある「釈尊寺」に当たると考証する。発掘調査は行われたが、遺構は発見されておらず、正確な位置は分かっていない。 1574年(天正2年)、田丸具直が岩出城を築城し、城下町も成立したが1600年(慶長5年)に廃城となった。ただ築城以前から岩出地区に町が形成されていたと推定されている。


  • 1996『岩出地区内遺跡群発掘調査報告』[1]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%B2%A9%E5%87%BA%E7%A5%AD%E4%B8%BB%E9%A4%A8」より作成

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