出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月29日 (日)
松蔭寺(しょういんじ)は、静岡県沼津市原にある白隠旧跡の臨済宗寺院。本尊は釈迦如来。臨済宗単立で白隠宗大本山を名乗る。山号は鵠林山。
歴史
弘安年間(1278-1288)、無学祖元門下の天祥が創建したと伝える。江戸時代、清見寺の大瑞宗育が中興し、妙心寺末となった。白隠慧鶴は15歳の時、松蔭寺に入り、単嶺に師事して出家。諸国で修行の後、31歳で松蔭寺住職として戻ってきた。白隠の墓がある。
組織
歴代住職
- 天祥()<>:
- 大瑞宗育()<>:
- 白隠慧鶴(1685-1768)<>:臨済宗中興。道鏡慧端の法嗣。正宗国師。
- 遂翁元廬(1717-1789)<>:白隠慧鶴の法嗣。門下四天王の一人と言われる。寛政元年12月20日死去。73歳。宏恵妙顕禅師。
- 茂林宗鶴(1891-1974)<>:通山宗鶴。円福僧堂師家。