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河内・千手寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年7月4日 (土)
千手寺(せんじゅじ)は大阪府東大阪市東石切町にある観音信仰の真言宗寺院。本尊は千手観音。修験道当山派の正大先達の一つ。元は高野山末。真言毘盧舎那宗大本山。通称は光堂。山号は慧日山。(参考:同名寺院千手寺)
歴史
笠置寺で修行していた役小角が神炎に導かれてこの地に来て千手観音の出現に逢い、創建。のち空海が像を彫り祀った。在原業平が再建。上之坊、中之坊、下之坊、北之坊、南之坊がある。
1357年(正平12年/延文2年)、現在の本尊の千手観音を造立。康俊と康成の作。
近世は高野山寂照院末だった。宝山寺湛海作の不動明王像2体も残る。
1952年(昭和27年)、高野山真言宗から独立(『日本の仏教全宗派』)。1946年(昭和21年)法人設立、1953年(昭和28年)認証登記(『仏教宗派辞典』)。 現在は真言毘盧舎那宗大本山を称す(『宗教年鑑平成28年』)。(日本歴史地名大系)
伽藍
- 本堂:本尊は千手観音。光堂。
- 護摩堂:本尊は不動明王。元は在原業平を祀る御影堂だった。
- 鎮守:祭神は菅原道真、在原業平。