百舌鳥八幡宮

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2018年4月7日 (土)

百舌鳥八幡宮 もず はちまんぐう
概要	応神天皇陵に関連する八幡宮。石清水八幡宮万代別宮。
所在地	大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁706
所在地（旧国郡）	和泉国大鳥郡
社格など	府社
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百舌鳥八幡宮（もず・はちまんぐう）は、大阪府堺市北区にある陵墓ゆかりの八幡宮。祭神は「応神天皇」で「神功皇后、仲哀天皇、住吉大神 、春日大神」を配祀する（百舌鳥八幡宮ウェブサイト）。府社。百舌鳥神社、万代八幡宮、毛須八幡宮、毛受八幡宮とも称す。 石清水八幡宮別宮の一つで万代別宮と呼ばれた。

神功皇后が新羅出兵からの還りにこの百舌鳥の地に鎮まることを誓願したのに由来し、のち、欽明天皇の時代に八幡大神の託宣により、創建されたとされる。平安時代末期には石清水八幡宮の万代別宮でもあった。1373年(応安6年)の梵鐘が長浜勝福寺に伝存している。かつては社僧48人、社家360人を擁したともいう。境内社には若宮社や招魂社などがある。北に接して別当寺の重楽院があった。西方に応神天皇の初葬地ともされる百舌鳥御廟山古墳があり、かつては小祠があり、百舌鳥八幡宮の奥の院として社僧が奉仕していたという。百舌鳥御廟山古墳は1901年(明治34年)12月9日、百舌鳥陵墓参考地に治定された。明治初年、郷社に列格され、1907年(明治40年)1月、神饌幣帛料供進神社に指定され、のち府社に昇格した。（百舌鳥八幡宮ウェブサイト、『全国八幡神社名鑑』、『和泉名所図会』、『大阪府全志5』420-424、『事典 陵墓参考地』）

正面

社殿

若宮

百舌鳥陵墓参考地