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箱根・阿弥陀寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年7月24日 (金)
阿弥陀寺は、神奈川県箱根市にある弾誓旧跡の浄土宗寺院。阿育王が建てた仏塔の一つという。阿育王山放光明律院。浄土宗知恩院派。(参考:同名寺院阿弥陀寺)
弾誓が阿育王の仏塔の仏舎利を発見し、慶長9年(1604)、本院に奉安した。小田原藩主初代大久保忠隣が寄進。弾誓が籠もったという弾誓窟(奥の院)、阿育王塔がある。塔ノ沢の地名の語源もここにある。徳川家茂に嫁いだ和宮親子内親王の菩提寺。その由緒のため、増上寺の別院とされ、和宮の念持仏だった増上寺黒本尊の「御代仏」が祀られている。(金岡秀友、昭和56『古寺名刹大辞典』、ウェブサイト)