出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年10月21日 (月)
龍泉寺(りゅうせんじ)は、福井県越前市深草(越前国丹生郡・南条郡)にある曹洞宗寺院。藤原義清が通幻寂霊を招いて創建。総持寺直末三十六門の一つ。通幻の没地でもあり、墓廟がある。山号は太平山。(参考:同名寺院龍泉寺)
境内は古代の越前国府の域内と推定されている。境内に古代寺院の遺跡深草廃寺がある。
長年にわたり、通幻門流による輪番制だったが、享保2年(1717)から独住となった。福井藩家老本多家の菩提寺となった。徳川家康、秀忠、結城秀康を祀る東照宮がある。