長野県護国神社

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2023年7月5日 (水)

長野県護国神社（ながのけん・ごこくじんじゃ）は、長野県松本市美須々にある、県内の戦没者などを祀る招魂社。内務大臣指定護国神社。別表神社。旧称は長野県招魂社。占領期の名称は美須須宮。近くに松本陸軍墓地がある。

歴史

「美須須宮」時代の社標

• 1903年(明治36年)5月10日：長野市に信濃招魂社、創建（長野市に現存）。（『百年史』）
• 1934年(昭和9年)：忠霊塔建設の議が起こるが、招魂社に計画変更。（『神社辞典』）
• 1938年(昭和13年)11月6日：創建。「長野県招魂社」と称す。仮殿。（『百年史』）
• 1939年(昭和14年)4月1日：「長野県護国神社」と改称。内務大臣指定護国神社となる。
• 1942年(昭和17年)10月6日：新社殿を造営（『百年史』）
• 1947年(昭和22年)8月4日：「美須須宮」と改称（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1954年(昭和29年)4月6日：「長野県護国神社」に復称（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1957年(昭和32年)4月1日：別表神社（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1959年(昭和34年)5月7日：社殿屋根葺き替え竣工（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1959年(昭和34年)5月28日：美須須会館（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1960年(昭和35年)8月26日：合祀概了奉告臨時大祭（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1962年(昭和37年)5月1日：斎館社務所屋根葺替（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1964年(昭和39年)5月13日：幣帛（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1964年(昭和39年)5月14日：昭和天皇・皇后、参拝（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1965年(昭和40年)3月30日：会館増築（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1965年(昭和40年)10月15日：終戦20周年臨時大祭（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1966年(昭和41年)4月30日：弓道場（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1968年(昭和43年)4月21日：茶室（『全国護国神社会二十五年史』）
• 1978年(昭和53年)：鎮座40周年記念事業として御社殿以下建造物・境内の整備工事並びに美須々会館新館の建設の諸事業が県内外崇敬者の奉賛により竣工（神社ウェブサイト）

資料

• 1964『長野県神社百年史』「招魂社合祀と官修墳墓」[1]