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阿宗神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年1月19日 (火)
阿宗神社(あそう・じんじゃ)は兵庫県たつの市誉田町(播磨国揖保郡)にある八幡信仰の神社。主祭神を神功皇后とするのは異色で、配祀神に応神天皇・玉依姫命の他、阿宗親王(息長日子王)を祀るというのも珍しい。息長日子王は神功皇后の兄弟。官社。県社。
欽明天皇の時代の創建という。かつては揖保郡太子町立岡の地にあり、岡の峰八幡宮と称したという。立岡の近くには「阿曽」の地名も残る。 1189年に現在地に遷座したと伝える。 中世には弘山庄の鎮守とされ、弘山八幡宮(広山八幡宮)と呼ばれた。 鎌倉時代の文永年間以来、斑鳩寺が祭祀を司ってきたとされる。 「神体」の金銅阿弥陀三尊像が1266年の作という。 1881年(明治14年)6月、県社に列格した。 (『日本歴史地名大系』、兵庫県神社庁ウェブサイトほか)