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阿須賀神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年4月24日 (火)
阿須賀神社は和歌山県新宮市阿須賀にある熊野信仰の神社。祭神は熊野速玉大神・熊野夫須美大神・家津美御子大神。建角身命・黄泉津道守命を配祀。元は熊野速玉大社摂社。村社。飛鳥社、飛鳥大明神、明日社、阿須賀王子とも。和歌山県や三重県ほかに分社がある。熊野三山も参照。(参考:同名神社飛鳥神社)
歴史
孝昭天皇代の創建という。蓬莱山の南麓に位置する。『熊野権現御垂跡縁起』によると、熊野権現は神倉山に降臨した後、61年後に蓬莱山に遷ったという。本地垂迹説では大威徳明王とされた。1390年(元中7年/明徳1年)足利義満が神宝を奉納。近世には並宮・河面宮・拝殿・御供所・鐘楼堂・四脚門・鳥居・社僧行所などがあった。1907年(明治40年)八咫烏社・宮戸社・王子神社などを合祀。蓬莱山経塚が見つかっている。近くには徐福墓がある。 (日本歴史地名大系)