出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月5日 (土)
養国寺東照宮は東京都文京区関口の浄土宗養国寺にあった東照宮。静岡浅間神社境内の八千戈神社に遷座。
- 不詳:三木松平家の松平重忠、徳川家康の近臣となり、強い恩を感じた。実父の松平信孝は松平宗家と敵対して合戦した経緯があった。密かに仏師左近に依頼して尊像を造立。家康の耳にも入り上覧したという。
- 1624年(寛永1年):松平重忠次男の松平忠利、養国寺を創建。1610年(慶長15年)創建とも。
- 寛永年間:長年、家廟で祀ってきたが俗塵の穢れるのを恐れて養国寺に奉遷。
- 1808年(文化5年)頃:別殿を造営して徳川家康像と呑龍像を祀る。1808年(文化5年)12月17日銘の石灯籠や1820年(文政3年)4月17日銘の手水鉢がある。
- 1897年(明治30年):静岡浅間神社境内の八千戈神社に遷座。