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瀧山東照宮

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月5日 (土)

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'''瀧山東照宮'''(たきさん・とうしょうぐう)は愛知県岡崎市滝町にある[[東照宮]]。村社。別当は[[瀧山寺]]。一時、'''常盤神社'''と称した。
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'''瀧山東照宮'''(たきさん・とうしょうぐう)は愛知県岡崎市滝町にある[[東照宮]]。村社。別当は[[天台宗]][[瀧山寺]]。一時、'''常盤神社'''と称した。
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1644年10月18日、将軍徳川家光は[[大樹寺]]に東照宮造営を命じ、調査が行われた(徳川実紀)。しかし、実現はせず(大樹寺に霊屋はある)、瀧山寺に建てられた。
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*1644年(正保1年)10月18日:将軍[[徳川家光]]は[[大樹寺]]に東照宮造営を命じ、調査が行われた(徳川実紀)。しかし、実現はせず(大樹寺に霊屋([[大樹寺東照宮]])はある)、瀧山寺に建てられた。「三州瀧山の御宮は神祖御生誕の地なり」ということが意識された。
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「三州瀧山の御宮は神祖御生誕の地なり」ということが意識された。
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*1645年(正保2年)2月:竹中重常を瀧山東照宮造営奉行に任命。
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1645年2月、竹中重常を瀧山東照宮造営奉行に任命。5月に起工した。
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*1645年(正保2年)5月:起工。
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8月7日、青龍院亮盛が別当に任命された。
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*1645年(正保2年)8月7日:青龍院亮盛が別当に任命された。
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9月15日、正遷宮があり、17日に法会が営まれた。松平勝隆が将軍代参として、品川高如が世嗣代参として参向した。
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*1645年(正保2年)9月15日:正遷宮。
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12月17日、東照宮領200石が加増され、瀧山寺領は朱印地612石となった。
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*1645年(正保2年)9月17日:法会が営まれた。松平勝隆が将軍代参として、品川高如が世嗣代参として参向した。
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1647年から、[[日光東照宮]]、[[久能山東照宮]]と同様に幕府に鏡餅を受けるようになった。
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*1645年(正保2年)12月17日:東照宮領200石が加増され、瀧山寺領は朱印地612石となった。
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1873年、神仏分離。無格社。
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*1647年(正保4年):この年から[[日光東照宮]]、[[久能山東照宮]]と同様に幕府に鏡餅を受けるようになった。
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1916年、白山神社などを合祀。常盤神社(常磐神社)と改称した。
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*1873年(明治6年):神仏分離。無格社。
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1954年、元の瀧山東照宮に改称した。
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*1916年(大正5年):白山神社などを合祀。常盤神社(常磐神社)と改称した。
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*1954年(昭和29年):元の「瀧山東照宮」に改称した。
(『日本歴史地名大系』)
(『日本歴史地名大系』)
[[category:愛知県]]
[[category:愛知県]]

2023年8月5日 (土) 時点における最新版

瀧山東照宮(たきさん・とうしょうぐう)は愛知県岡崎市滝町にある東照宮。村社。別当は天台宗瀧山寺。一時、常盤神社と称した。

  • 1644年(正保1年)10月18日:将軍徳川家光大樹寺に東照宮造営を命じ、調査が行われた(徳川実紀)。しかし、実現はせず(大樹寺に霊屋(大樹寺東照宮)はある)、瀧山寺に建てられた。「三州瀧山の御宮は神祖御生誕の地なり」ということが意識された。
  • 1645年(正保2年)2月:竹中重常を瀧山東照宮造営奉行に任命。
  • 1645年(正保2年)5月:起工。
  • 1645年(正保2年)8月7日:青龍院亮盛が別当に任命された。
  • 1645年(正保2年)9月15日:正遷宮。
  • 1645年(正保2年)9月17日:法会が営まれた。松平勝隆が将軍代参として、品川高如が世嗣代参として参向した。
  • 1645年(正保2年)12月17日:東照宮領200石が加増され、瀧山寺領は朱印地612石となった。
  • 1647年(正保4年):この年から日光東照宮久能山東照宮と同様に幕府に鏡餅を受けるようになった。
  • 1873年(明治6年):神仏分離。無格社。
  • 1916年(大正5年):白山神社などを合祀。常盤神社(常磐神社)と改称した。
  • 1954年(昭和29年):元の「瀧山東照宮」に改称した。

(『日本歴史地名大系』)

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