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ニニギ信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年5月13日 (月)
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+ | [[霧島神宮]]や[[新田神社]]の祭神。陵墓は[[可愛山陵]]。 | ||
+ | [[山王信仰]]では十禅師権現の祭神とし、[[地蔵菩薩]]を本地仏とする説がある。 | ||
+ | [[熊野信仰]]では熊野十二所権現のうち聖宮の祭神とし、[[龍樹菩薩]]を本地仏とする説がある。 | ||
+ | また[[賀茂神社]]の祭神とする説もあった。 | ||
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+ | 高千穂峰はくしふる岳とも呼ばれ、二上峰とも呼ばれた。所在は定説をみない。その名前から大和国葛城山系の二上山や越中国の二上山も高千穂峰と結び付けられたようで、関連神社の祭神に瓊瓊杵尊が加えられている。 | ||
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+ | 高千穂峰との連想からなのか、[[箱根神社]]など山岳信仰の神社の祭神とする例も散見する。 | ||
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2019年5月13日 (月) 時点における最新版
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は天照大神の孫神。天孫と呼ばれ、皇室の祖とされる。天忍穂耳尊の御子神。母は万幡豊秋津師比売命。神代三代の初代。高千穂峰に天孫降臨したとされる。妃は木花開耶姫で、火火出見尊らを産んだ。 霧島神宮や新田神社の祭神。陵墓は可愛山陵。 山王信仰では十禅師権現の祭神とし、地蔵菩薩を本地仏とする説がある。 熊野信仰では熊野十二所権現のうち聖宮の祭神とし、龍樹菩薩を本地仏とする説がある。 また賀茂神社の祭神とする説もあった。
高千穂峰はくしふる岳とも呼ばれ、二上峰とも呼ばれた。所在は定説をみない。その名前から大和国葛城山系の二上山や越中国の二上山も高千穂峰と結び付けられたようで、関連神社の祭神に瓊瓊杵尊が加えられている。
高千穂峰との連想からなのか、箱根神社など山岳信仰の神社の祭神とする例も散見する。
一覧
- 霧島神宮:鹿児島県霧島市。
- 天孫降臨神籬斎場:鹿児島県霧島市。霧島神宮の旧地という。
- 新田神社:鹿児島県薩摩川内市。
- 可愛山陵:鹿児島県薩摩川内市。
- 北川陵墓参考地:宮崎県延岡市北川町長井。
- 可愛神社:宮崎県延岡市北川町長井。元は北川陵墓参考地の地にあったという。
- 可愛岳
- 箱根神社:神奈川県足柄下郡箱根町。国幣小社。
- 男狭穂塚陵墓参考地:宮崎県西都市三宅。女狭穂塚陵墓参考地と隣接。
- 可愛塚神社:宮崎県西都市三宅。元は男狭穂塚にあった。三宅神社境内に遷座。
- 日向・三宅神社:宮崎県西都市三宅。
- 邇々杵神社:滋賀県高島市朽木。村社。
- 赤神神社:秋田県男鹿市。村社。
- 真山神社:秋田県男鹿市。県社。
- 越後・天津神社:新潟県糸魚川市。県社。
- 射水神社:富山県高岡市。越中国一宮。
- 太平山神社:栃木県栃木市平井町。県社。
- 霧島岑神社:宮崎県小林市細野。県社。
- 紫尾神社上宮:鹿児島県出水市高尾野町。県社。
- 紫尾神社下宮:鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾。県社。
- 須須神社:石川県珠洲市三崎町。県社。
- 高瀧神社:千葉県市原市高滝。県社。
- 当麻山口神社:奈良県葛城市当麻町。村社。
- 高千穂神社:宮崎県西臼杵郡高千穂町。
- 〓触神社:宮崎県西臼杵郡高千穂町。県社。
- 長見神社:島根県松江市長海町。県社。
- 日向神社:滋賀県犬上郡多賀町多賀。多賀大社摂社。
- 檜尾神社:滋賀県甲賀市甲南町池田。村社。
- 金劔宮:石川県白山市鶴来。県社。白山七社の一つ。
- 足柄神社:神奈川県南足柄市苅野。郷社。
- 荒穂神社:佐賀県三養基郡基山町。県社。
- 生目神社:宮崎県宮崎市。県社。
- 馬見神社:福岡県嘉穂市。県社。