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龍神信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年6月29日 (月)
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*[[八大龍王]]:[[法華経]]に説かれる護法神。 | *[[八大龍王]]:[[法華経]]に説かれる護法神。 | ||
*[[善如龍王]]:[[空海]]が[[神泉苑]]での祈祷の際に感得した神で日本独自の神格である。善女龍王、善龍神とも。 | *[[善如龍王]]:[[空海]]が[[神泉苑]]での祈祷の際に感得した神で日本独自の神格である。善女龍王、善龍神とも。 | ||
- | *[[ | + | *[[倶利迦羅龍王]]:[[不動明王]]の化身としての龍王。岩の上で、火炎の黒龍が剣に巻きつく。倶利迦羅明王。この形に作った剣を倶利迦羅剣といい、高野山龍光院に空海所持の倶利迦羅剣が伝わるという。 |
+ | **[[手向神社]]:石川県。長楽寺倶利迦羅堂。倶利伽羅峠。 | ||
*[[清瀧権現]]:沙竭羅龍王(八大龍王の一尊)の第三女という。空海が長安の青龍寺の鎮守神を勧請したものとされる。 同じく空海ゆかりの善如龍王と同一視されることが多いが一応区別しておく。清瀧大明神。 | *[[清瀧権現]]:沙竭羅龍王(八大龍王の一尊)の第三女という。空海が長安の青龍寺の鎮守神を勧請したものとされる。 同じく空海ゆかりの善如龍王と同一視されることが多いが一応区別しておく。清瀧大明神。 | ||
*九頭龍権現:九頭龍明神。この神格は密教に由来すると推定されるが典拠となる経典や出自は不明。日本で発生した神格の可能性もある。全国に祀られる九頭龍神は戸隠神社の九頭龍社から勧請したと伝えるものが多い。 | *九頭龍権現:九頭龍明神。この神格は密教に由来すると推定されるが典拠となる経典や出自は不明。日本で発生した神格の可能性もある。全国に祀られる九頭龍神は戸隠神社の九頭龍社から勧請したと伝えるものが多い。 | ||
- | **[[箱根・九頭龍神社]] | + | **[[箱根・九頭龍神社]]:神奈川県箱根町。[[箱根神社]]。 |
- | **[[戸隠神社九頭龍社]] | + | **[[戸隠神社九頭龍社]]:長野県長野市戸隠。[[戸隠山]]。[[戸隠神社]]。 |
- | **[[九頭龍大社]] | + | **[[九頭龍大社]]:京都府京都市左京区八瀬近衛町。 |
*[[龍神総宮社]]:京都府宇治市 | *[[龍神総宮社]]:京都府宇治市 | ||
*[[鉢伏山・龍宮神社]]: | *[[鉢伏山・龍宮神社]]: | ||
- | *[[善宝寺]] | + | *[[善宝寺]]龍王殿:山形県。分霊社がいくつかある。 |
*[[春日信仰]]:[[春日山]]にすむ龍神信仰があった。長谷寺の難陀龍王は春日神の化身とされる。 | *[[春日信仰]]:[[春日山]]にすむ龍神信仰があった。長谷寺の難陀龍王は春日神の化身とされる。 | ||
- | *[[ | + | *[[石園坐多久虫玉神社]]:奈良県大和高田市。龍王宮。 |
*[[富士八海]] | *[[富士八海]] | ||
[[Category:系譜記事]] | [[Category:系譜記事]] |
2020年6月29日 (月) 時点における最新版
一覧
- 八大龍王:法華経に説かれる護法神。
- 善如龍王:空海が神泉苑での祈祷の際に感得した神で日本独自の神格である。善女龍王、善龍神とも。
- 倶利迦羅龍王:不動明王の化身としての龍王。岩の上で、火炎の黒龍が剣に巻きつく。倶利迦羅明王。この形に作った剣を倶利迦羅剣といい、高野山龍光院に空海所持の倶利迦羅剣が伝わるという。
- 手向神社:石川県。長楽寺倶利迦羅堂。倶利伽羅峠。
- 清瀧権現:沙竭羅龍王(八大龍王の一尊)の第三女という。空海が長安の青龍寺の鎮守神を勧請したものとされる。 同じく空海ゆかりの善如龍王と同一視されることが多いが一応区別しておく。清瀧大明神。
- 九頭龍権現:九頭龍明神。この神格は密教に由来すると推定されるが典拠となる経典や出自は不明。日本で発生した神格の可能性もある。全国に祀られる九頭龍神は戸隠神社の九頭龍社から勧請したと伝えるものが多い。