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真言院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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後七日御修法以外にも孔雀経法など様々な法会が行われたらしい。 | 後七日御修法以外にも孔雀経法など様々な法会が行われたらしい。 | ||
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file:0CCBAC90-BCF8-4026-8ED1-EFB4692137E5.jpeg|真言院跡周辺 | file:0CCBAC90-BCF8-4026-8ED1-EFB4692137E5.jpeg|真言院跡周辺 |
2021年10月19日 (火) 時点における版
真言院(しんごんいん)は、平安京平安宮にあった密教道場。内道場。後七日御修法の道場だった。廃絶。宮中真言院。 (参考:同名寺院真言院_(同名))
目次 |
歴史
空海が後七日御修法の道場として創建。唐の内道場にならって設けたという。834年(承和1年)12月、勅許を得て翌835年(承和2年)1月8日に初めて御修法を行った。勘解由使庁を改造して密教道場とした。1353年(正平8年/文和2年)に廃滅。以後、後七日御修法は紫宸殿を道場とした。 後七日御修法以外にも孔雀経法など様々な法会が行われたらしい。 毎月晦日には「御念誦」が行われた。
御念誦
晦日御念誦。大の月には28日、29日、30日の3カ日に修す 小の月には27日、28日、30日の3カ日に修す。 (『御修法の起源及沿革』)
資料
文献
- 鶴浩一「平安時代の宮中真言院について」[1]
- 平岡定海「宮中真言院の成立について」
- 藤井恵介「真言密教における修法灌頂空間の成立」密教大系11