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圜丘壇 (李氏朝鮮)
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(版間での差分)
細 (1版) |
2013年1月25日 (金) 時点における版
圜丘壇 かんきゅうだん | |
皇穹宇(圜丘壇の附属施設) | |
概要 | |
奉斎 | |
所在地 | ソウル特別市中区 |
所在地(旧国郡) | |
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目次 |
概要
圜丘壇は大韓帝国の天壇である。 高宗34年・光武元年(1897年)、朝鮮国王高宗は、自らが「天子」であることの象徴として圜丘壇を建立し、9月17日(新暦10月12日)、天神諸神を祭って、大韓帝国皇帝即位礼を執行し、初代大韓帝国皇帝となった。以後、毎年、冬至と元日に祭典を行うこととした。
光武3年(1899)を皇穹宇を建立。 このとき同時に第1代太祖を太祖高皇帝として祀った[1]。
壇は三層からなり、花崗岩製である。最上段の上部に黄金塗円錐形の屋根が掛けられている。 第一層に皇天上帝、第二層に日月、第三層に星辰雲雨風雷山川が祀られた。
圜丘壇、皇穹宇ともに沈宜碩の設計である。
隆熙2年7月20日、勅令50号、享祀改正により国有地となる。 大正3年、皇穹宇のみ残して廃絶となり、その跡地は朝鮮ホテル(現・ウェスティン朝鮮ホテル)となる。
画像
参考文献
- 『京城府史』656頁。
脚注
- ↑ 圜丘壇に祀ったのか、皇穹宇に祀ったのか不明