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河内・極楽寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(版間での差分)
2015年11月27日 (金) 時点における版
大阪府河内長野市。 融通念仏宗の河内六別時(中本山)の一つで、「錦部別時」と呼ばれた。河内西代藩(伊勢神戸藩)本多家の菩提寺。 錦渓山安養聚院と称す。阿弥陀如来を本尊とし、勢至菩薩、観音菩薩を両脇に祀る。 元亨元年(1321)、法明が創建。正中2年(1325)ともいう。この地は聖徳太子が建てた温泉寺の故地といい、創建とともに末寺としたが、廃絶した。 楠木正成の弟恵秀が入寺したともいうが不詳。 融通念仏宗独自の寺院形態である「挽道場」で、近隣の民家などを交代で道場としていたが、寛永19年(1642)に現在地に移ったという。 江戸時代初期に当地に西代藩を領した本多家の菩提寺となった(その後、伊勢神戸に転封。墓所はないようだ)。 近年、河内大仏が建立されている。
『大阪府全志』4巻
河内長野市ウェブサイト