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河内・極楽寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年9月25日 (土)
(錦部極楽寺から転送)
極楽寺(ごくらくじ)は、大阪府河内長野市(河内国錦部郡古野村)にある融通念仏宗寺院。河内六別時(中本山)の一つで、「錦部別時」と呼ばれた。河内西代藩(伊勢神戸藩)本多家の菩提寺。阿弥陀如来を本尊とし、勢至菩薩、観音菩薩を両脇に祀る。錦渓山安養聚院と称す。錦部極楽寺、古野極楽寺。(参考:同名寺院極楽寺)
元亨元年(1321)、法明が創建。正中2年(1325)ともいう。楠木正成の弟恵秀が入寺したともいうが不詳。融通念仏宗独自の寺院形態である「挽道場」で、信者の民家を交代で道場としていたが、寛永19年(1642)に現在地に定着したという。現在地は聖徳太子が創建した温泉寺の跡地という。江戸時代初期に当地に西代藩を領した本多家の菩提寺となった(その後、伊勢神戸に転封。墓所はないようだ)。近年、河内大仏が建立されている。
組織
歴代住職
- 法明
- 祐算
- 道菴
- 浄心
- 宗秀
- 宗雲
- 法善
- 宗休
- 宗清
- 道味
参考文献
- 『大阪府全志』4巻
- 河内長野市ウェブサイト