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大念仏寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | * | + | *36道和良説:近世の記録では、(それまで挽道場だったのが)道和の時代の元和元年(1615)に平野荘代官の'''末吉孫左衛門'''から寺地を寄進され、現在地に定着したともいう<ref>『融通念佛宗 その歴史と遺宝』21頁。</ref>。 |
*37法順良宜 | *37法順良宜 | ||
*38法覚良円 | *38法覚良円 | ||
*39法善良厳 | *39法善良厳 | ||
*40道祐良覚 | *40道祐良覚 | ||
- | * | + | *41清雲良月:[[大原南坊]]との争論が始まる。 |
- | * | + | *42崇厳良実:『融通念佛宗 その歴史と遺宝』には「崇権」とある。就任後、大原南坊に追い出される。寛文元年(1661)、幕府より大念仏寺は天台宗寺院ではないという裁許を得る。 |
- | * | + | *43舜空良恵:本堂造営。この頃から史料(末寺に下賜した本尊の裏書)に「大念仏寺」の名が確認できるという。 |
*44崇観隆明 | *44崇観隆明 | ||
- | * | + | *45良観覚意:末寺帳を作成。 |
- | *46[[大通融観]](1649- | + | *46[[大通融観]](1649-1716):元禄元年(1688)に幕府より宗門再興の裁許を受ける。「融通念仏宗」の名が史料に確認できるのはこれ以降という。『融通念仏縁起』を出版。来迎会を復興。住職任命を従来の[[六別時]]からのくじ引きではなく、本山の権限とした。 |
*47忍通融海 | *47忍通融海 | ||
*(龍海融天):本山執権 | *(龍海融天):本山執権 |
2015年11月27日 (金) 時点における版
大念仏寺(だいねんぶつじ)は、大阪府大阪市平野区にある、融通念仏宗総本山の阿弥陀信仰寺院。本尊は、十一尊天得如来。良忍が創建したとされる。(参考:同名寺院念仏寺)
歴代住職
- 1良忍(1072-1132):
- 2厳賢良恵:神峰山寺開山。
- 3明応良感
- 4観西良信
- 5尊永隆阿
- 6良鎮護阿
- 7法明良尊(1279-1349):中興。
- 8興善修観
- 9法阿乗空
- 10道善心観
- 11道円融阿
- 12幸阿称観
- 13本阿法空
- 14道音良響
- 15浄善恵観
- 16明教円忍
- 17法円教観
- 18性阿覚法
- 19妙阿故観
- 20道従良真
- 21道永観阿
- 22道法任空
- 23道通良融
- 24浄蓮法観
- 25幸観道祐
- 26妙恵道観
- 27法清空観
- 28道融観山
- 29法融加空
- 30道阿助空
- 31道観良阿
- 32道融良勝
- 33良斉道融
- 34宗円頓空
- 35良古法禅
- 36道和良説:近世の記録では、(それまで挽道場だったのが)道和の時代の元和元年(1615)に平野荘代官の末吉孫左衛門から寺地を寄進され、現在地に定着したともいう[1]。
- 37法順良宜
- 38法覚良円
- 39法善良厳
- 40道祐良覚
- 41清雲良月:大原南坊との争論が始まる。
- 42崇厳良実:『融通念佛宗 その歴史と遺宝』には「崇権」とある。就任後、大原南坊に追い出される。寛文元年(1661)、幕府より大念仏寺は天台宗寺院ではないという裁許を得る。
- 43舜空良恵:本堂造営。この頃から史料(末寺に下賜した本尊の裏書)に「大念仏寺」の名が確認できるという。
- 44崇観隆明
- 45良観覚意:末寺帳を作成。
- 46大通融観(1649-1716):元禄元年(1688)に幕府より宗門再興の裁許を受ける。「融通念仏宗」の名が史料に確認できるのはこれ以降という。『融通念仏縁起』を出版。来迎会を復興。住職任命を従来の六別時からのくじ引きではなく、本山の権限とした。
- 47忍通融海
- (龍海融天):本山執権
- 48信海通存
- 49堯海通弘
- 50洞海通天
- 51真海通法
- 52教弥通津
- 53教寛通仁
- 54慈嶺真教
- 55教忍義雲
- (霊厳):事務取扱
- 56得善清凉
(『日本仏家人名辞書』より)
参考文献
- 『日本仏家人名辞書』
- 融通念佛宗教学研究所、平成10『法明上人 その生涯と信仰』
- 大阪市立博物館編、平成3『融通念佛宗 その歴史と遺宝』
- 明治41『融通念仏宗々憲宗規』
脚注
- ↑ 『融通念佛宗 その歴史と遺宝』21頁。