ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
延暦寺戒壇院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
- | '''延暦寺戒壇院'''は、[[比叡山]][[延暦寺]]にある[[戒壇院]] | + | '''延暦寺戒壇院'''は、[[比叡山]][[延暦寺]]にある[[戒壇院]]。大乗戒の根本道場。本尊は[[釈迦如来]]、[[文殊菩薩]]、[[弥勒菩薩]]。 |
九院十六院の一つ。 | 九院十六院の一つ。 | ||
2017年7月24日 (月) 時点における版
延暦寺戒壇院は、比叡山延暦寺にある戒壇院。大乗戒の根本道場。本尊は釈迦如来、文殊菩薩、弥勒菩薩。 九院十六院の一つ。
歴史
弘仁9年(818)、最澄は大乗仏教にはそれにふさわしい戒律があるとして具足戒を捨て梵網戒のみとした。前代未聞の主張であった。これは仏教界の大きな反発を呼び、最澄の生前は実現しなかった。弟子たちの強行な要求により、死後7日目の弘仁13年(822)6月11日、設立が勅許された。そして天長4年(827)建立された。
織田信長の焼き討ち以前は戒壇堂の他、看衣堂・昇廊・回廊・中門・鐘台などがあった。 江戸時代には戒壇堂と蔵髪堂があった。
(日本歴史地名大系)