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虚空蔵寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | + | 古代伽藍跡の近くに後継を称する同名の[[黄檗宗]]寺院がある。その寺伝によると、虚空蔵寺は天正年間に兵火で焼失。この時に避難させた平安時代の作とみられる虚空蔵菩薩像が現存する。 | |
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+ | 古代伽藍跡にはもともと塔跡が露出していたが昭和29年から断続的に各団体が調査したところ、金堂・講堂跡などが見つかり、法隆寺式伽藍配置と判明した。跡地から白鳳時代の瓦が出土し、近くには窯跡も発見されている。[[壺阪寺]]出土のものと同笵の塼仏も出土。 | ||
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2018年4月9日 (月) 時点における版
虚空蔵寺(こくうぞうじ)は、豊後国宇佐郡にあった古代寺院。大分県宇佐市山本。本尊は虚空蔵菩薩。弥勒寺の前身。宇佐八幡宮関連旧跡。宇佐氏の氏寺か。
歴史
法蓮が虚空蔵菩薩を祀って創建。しかしまもなく神亀2年(725)に周辺寺院と統合され、宇佐八幡宮境内に移り弥勒寺となった。 古代伽藍跡の近くに後継を称する同名の黄檗宗寺院がある。その寺伝によると、虚空蔵寺は天正年間に兵火で焼失。この時に避難させた平安時代の作とみられる虚空蔵菩薩像が現存する。
古代伽藍跡にはもともと塔跡が露出していたが昭和29年から断続的に各団体が調査したところ、金堂・講堂跡などが見つかり、法隆寺式伽藍配置と判明した。跡地から白鳳時代の瓦が出土し、近くには窯跡も発見されている。壺阪寺出土のものと同笵の塼仏も出土。 (日本歴史地名大系、国史大辞典)