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宇和津彦神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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1596年、藤堂高虎が宇和津彦神社と山王宮を再建。山王宮はこのとき、玉串森(榊森)に遷座。宇和津彦神社の玉串森遷座は伊達秀宗が社殿を建てた1632年のこととも、山王宮と同じ1596年のことともいう。1757年再建。1663年、山王宮は伊達宗利が宇和島城内に遷座し、分離した。須賀浦に御旅所がある。 | 1596年、藤堂高虎が宇和津彦神社と山王宮を再建。山王宮はこのとき、玉串森(榊森)に遷座。宇和津彦神社の玉串森遷座は伊達秀宗が社殿を建てた1632年のこととも、山王宮と同じ1596年のことともいう。1757年再建。1663年、山王宮は伊達宗利が宇和島城内に遷座し、分離した。須賀浦に御旅所がある。 | ||
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2019年8月21日 (水) 時点における版
宇和津彦神社(うわつひこ・じんじゃ)は愛媛県宇和島市野川新(伊予国宇和郡)にある神社。祭神は宇和津彦神・味〓高彦根神・大己貴神。宇和島城下町の総鎮守とされた。国史見在社。県社。 通称は一宮大明神。
歴史
創建不詳。宇和津彦神は景行天皇皇子で宇和別氏の祖の国乳別皇子とされる。味〓高彦根神は792年、土佐神社から分霊して祀られた。『三代実録』885年2月10日、正六位から従五位下となる。 かつては「神田が森」に祀られていたが、建久年間、橘氏が丸串に移して社殿造営。 1503年、領主が山王宮と共に造営。1587年、戸田勝隆が社殿を没収した。
1596年、藤堂高虎が宇和津彦神社と山王宮を再建。山王宮はこのとき、玉串森(榊森)に遷座。宇和津彦神社の玉串森遷座は伊達秀宗が社殿を建てた1632年のこととも、山王宮と同じ1596年のことともいう。1757年再建。1663年、山王宮は伊達宗利が宇和島城内に遷座し、分離した。須賀浦に御旅所がある。 1871年(明治4年)8月、県社に列格した(神道史大辞典)。
国乳別皇子を祭神とする神社としては他に、福岡県久留米市の弓頭神社があり、その近くに国乳別皇子墓もある。
(『日本歴史地名大系』)