祐福寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

祐福寺（ゆうふくじ）は愛知県愛知郡東郷町春木屋敷（尾張国愛知郡）にある浄土宗の檀林寺院。浄土宗西山禅林寺派。般若院。部田祐福寺、傍示本祐福寺とも呼ばれる。山号は玉松山。

1191年、宇都宮頼綱の創建と伝える。 くだって1389年、加藤空妙が達智建了を招いて中興した。 将軍足利義教が滞在して詠んだ和歌が伝わる。 1496年、足利義澄御願寺、1528年後奈良天皇勅願寺となる。 中世の東海道の脇道沿いに位置した。 隣接して富士浅間神社がある。

（『国史大辞典』、『日本歴史地名大系』）

組織

住職

• 1達智建了：久我通雄の子という。元は天台宗。園城寺で出家。善導寺で智通（立政寺開山）に出会い、改宗。
• 4融伝永乗：正覚寺を創建。
• 12沢良教雲
• 9空織果厳
• 15朝空清元
• 33黙然
• 大空豊道（1732-1797）：光明寺49世。
• 闡空亮範（?-1852）：光明寺56世。
• 綜空練耕：禅林寺61世。
• 仁空観識：禅林寺67世。
• 63丹羽観堂（?-2010）：禅林寺86世。
• 鬼頭誠英：宗務総長。

資料

• 『古事類苑』「祐福寺」
• 『祐福寺縁起』
• 『祐福寺草創之略縁起』