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藤並神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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藤並神社(ふじなみ・じんじゃ)は、高知県高知市丸ノ内(土佐国土佐郡)にあった霊社。高知藩山内家。領主奉斎神社。山内神社に合祀。跡地に県立図書館・県立文学館がある。
歴史
- 1806年(文化3年):藩祖山内一豊と夫人見性院、2代豊義を祭って創建。高知八幡宮宮地豊前の建議があったともいう。高知城内、現在は県立図書館などがある一帯に祭られた。10代豊策の時代だった。
- 1835年(天保6年):吉田家から「藤並大明神」号が認められた。
- 1836年(天保7年):大祭が行われた。一豊は藤並神君とも呼ばれた。大祭に合わせて定められた御旅所は後に山内神社の鎮座地となる。
- 1871年(明治4年)3月:最後の藩主16代山内豊範が、御旅所に祖霊を祀る神社(旧山内神社)を創建。1代一豊から14代豊惇を祭神とした。翌年、村社となった。
- 1934年(昭和9年):山内神社を山内豊信(山内容堂)を祭神とする別格官幣社として改めて創建。旧山内神社を藤並神社に遷座合祀した。初代・2代は両社ともに祭神であったが合一の座とされたとみられる。
- 1945年(昭和20年):空襲で藤並神社と山内神社は両社とも焼失。
- 1970年(昭和45年):山内神社の再建と共に、藤並神社は山内神社に合祀された。
- 1920『高知市誌』[1]