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永光寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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永光寺(ようこうじ)は、石川県羽咋市にある曹洞宗寺院。瑩山紹瑾の創建で塔所。総持寺の本山としての地位が確立する以前に瑩山門下の拠点となった。総持寺の直末寺院。能登国利生塔。石動山信仰と白山信仰の影響を受けている。山号は洞谷山。永光護国禅寺。
正和2年(1313)、地頭酒勾氏の庇護を受け創建。将軍家祈祷所。明峰素哲・無涯智洪・峨山韶碩・壺庵至簡の門下が輪番で護持した。運営は住職、塔頭の紹灯庵(明峰派)、宝鏡庵(壺庵派)、大雄庵(峨山派)、新豊庵(無涯派)、伝灯院、加賀・浄住寺、加賀・大乗寺の合議制。伽藍は永光寺式伽藍と呼ばれる。開山堂として五老峰伝灯院がある。