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清水寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年4月29日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
清水寺 きよみずでら | |
概要 | |
奉斎 | 十一面千手千眼観音 |
所在地 | 京都府京都市東山区清水1 |
所在地(旧国郡) | 山城国愛宕郡 |
所属(現在) | 北法相宗 |
格式など | 北法相宗大本山 |
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目次 |
概要
清水寺(きよみずでら)は、京都府京都市東山区にある、清水観音信仰の南都仏教寺院。本尊は十一面千手千眼観音。西国三十三所観音霊場第16番札所で、日本を代表する観音霊場の一つ。全国に同名の寺院がある。有名な「清水の舞台」も観音は崖上に現れるという信仰の表現である。延鎮が坂上田村麻呂を開基として創建。平安時代末から興福寺末となり、延暦寺やその末寺の感神院とたびたび戦火を交えた。戦後、独立教団を立て、北法相宗大本山と称す。鎮守は、地主神社。清水観音。音羽山。(参考:同名寺院清水寺 (同名))
伽藍と塔頭
伽藍
- 本堂:本尊は十一面千手観音。脇侍として勝敵毘沙門天と勝軍地蔵がある。三尊とも秘仏。その姿を見ることはできないが、一番上の脇手を頭上で組み、化仏を持つ清水式の形を御前立に見ることができる。
- 朝倉堂:本尊は本堂と同じ。法華三昧堂。朝倉貞景の寄進で建立。
- 開山堂:大本願の坂上田村麻呂夫妻、開山の延鎮、開基とも元祖とも呼ばれる行叡を祀る。田村堂とも。
- 中興堂:大西良慶を祀る。
- 春日社:法相宗の守護神春日神を祀る。
- 随求堂:慈心院の本堂。本尊は大随求菩薩。
- 善光寺堂:地蔵院の本堂。本尊は地蔵菩薩。如意輪観音と善光寺如来も祀る。善光寺如来は、明治に合併した奥の院の善光寺如来堂のもの。
- 大日堂
- 三重塔:本尊は大日如来。
- 経堂:本尊は釈迦三尊像。経典を伝わっていない。講堂。
- 西門:日想観の聖地だったとみられている。
- 清水寺・地主神社
- 大講堂:仏舎利と仏足石を祀る。
奥院
- 奥の院本堂:本尊は三面千手観音。脇侍として毘沙門天と地蔵を祀る。他に二十八部衆、風神雷神を祀る。音羽の滝の上にある。延鎮の草庵の跡という。本堂のミニ版の舞台造。本尊の三面千手観音坐像は本面の左右に大き目の脇面がある。別に頭上に二十四面がある。「奥の千手堂」
- 阿弥陀堂:本尊は阿弥陀如来。法然が常行念仏の道場とした旧跡と伝え、法然上人二十五霊場の第13番札所。
- 釈迦堂:
- 音羽の滝:行叡が修行していた旧跡
- 子安塔:本尊は千手観音。
諸役
- 成就院:本願。本坊。財政を司る。清水寺中興の願阿弥の住房が起源。中世、五条橋を管理していた。江戸時代中期以降は塔頭の輪番。
- 宝性院:執行
- 慈心院:目代
六坊
- 光乗坊:
- 蓮養坊:寛永年間には廃絶か。
- 義観坊:寛永年間には廃絶か。
- 智文坊:
- 義乗坊:
- 真乗坊:織田信長によって廃絶。
- 円養院:
- 延命院:
その他
- 来迎院:
- 地蔵院:本堂は善光寺堂
- 泰産寺:子安塔を管理。
参考文献