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延暦寺横川霊山院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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延暦寺霊山院(えんりゃくじ・りょうぜんいん)は、滋賀県大津市の比叡山延暦寺横川地区兜率谷にあった源信ゆかりの天台宗寺院。廃絶。比叡山五別所の一つ。源信墓の南方、行者道の傍にあったと伝わるが、正確な位置は不明。(参考:同名寺院霊山院)
歴史
正暦年間、源信が創建。本尊は釈迦如来で、毎月晦日に霊山釈迦講が行われた。本尊は生身の釈迦とされ、京都・清凉寺への対抗として造立されたとも言われる。永仁4年(1296)の文書によれば当時、本堂の他、鐘楼、経蔵、三十番神、如法普賢道場、また妙釈房、法釈房、蓮釈房、花釈房、如法経料紙供台、大湯屋の6坊があった。織田信長の焼き討ち後は再建されなかった。(日本歴史地名大系)