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加藤神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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加藤神社(かとう・じんじゃ)は、熊本県熊本市本丸の熊本城跡にある加藤清正を祀る霊社。殉死者の大木兼能・良甫鑑(韓人金官)を配祀する。県社。領主奉斎神社。旧称は錦山神社。
歴史
1868年(明治1年)、熊本藩主細川韶邦弟の長岡護美の建議で、明治天皇の命で熊本藩は本妙寺浄池廟を神式で祭祀を行った。1871年(明治4年)、熊本城本丸の天守閣と宇土櫓の間に神殿を建て、神霊を遷座して錦山神社と称した。同年、大木兼能・良甫鑑を合祀した。
1874年(明治7年)、熊本城に熊本鎮台が設置され、城外に遷座。現在の熊本市中央区京町という。1875年(明治8年)県社となる。1877年(明治10年)の西南戦争で焼失。健軍神社に動座した。9月、仮神殿を構えて還座した。1886年(明治19年)本殿を再建。1909年(明治42年)清正300年祭があり、加藤神社と改称。加藤清正には従三位が贈られた。1962年(昭和37年)、熊本城内の現在地に新しい社殿を造営して遷座した。 (日本歴史地名大系、国史大辞典)